漢方薬 誠心堂
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◆「日本中医学会」の公式HP→(http://www.jtcma.org/index.html)
◆「日本中医学会」にて弊社代表西野のインタビュー→ (http://www.jtcma.org/news/zenkoku.html)

~日本中医学会で学会発表~

弊社代表 西野が座長をつとめ漢方薬の演題を取りまとめました。

◆ 【一般演題Ⅰ】 ◆ 座長 西野 裕一 (誠心堂薬局 代表)

(1)「Aβ-40による細胞障害における加味温胆湯の防御効果の解析」
   松下道代 劉 園英(北陸大学薬学部 医療薬学 東洋医薬学)
(2)「月経前後の諸症状に、芎帰調血飲加減方が著効した3症例」
   藤原 佳子(高雄病院・京都駅前診療所)
   土方 康世(東洋堂土方医院)
(3)「葛根湯エキス製剤及び湯剤の同等性に関する研究」
   小此 木明(クラシエ製薬株式会社 漢方研究所)
(4)「胃脘痛弁証の検討」
  川又 正之(梅の木中医学クリニック)

 

~第2回日本中医学会 学術総会~

2012年9月1日・2日

第2回日本中医学会学術総会は、「伝統医学は医学のフロンティア—東アジア伝統医学の融合と発展の可能性」をテーマに2012年9月1日・2日、東京のタワーホール船堀にて開催されました。

その中で、弊社の中医学アドバイザーである、楊 琰・楊 晶・ 王全新の3名が難治性不妊症三例を症例発表をいたしました。

中医周期調節法で体質を改善して自然妊娠の症例

- 楊 琰、西野 星彦 -

【緒言】不妊治療に漢方薬を使っている医療機関は年々確実に増えているが、基礎体温を付けながら月経周期に応じて患者の体質や体調を見極めて飲み分けていくことは中医周期調節法の特徴である。この症例は、西洋の治療(検査、タイミング療法、人口受精)をしても妊娠できなかったが、中医周期調節法で体質を改善し、自然妊娠で出産したことを報告する。

【方法】中医学の「整体観念」「弁証論治」などの基礎理念に基づき、生理周期に合わせて漢方薬で治療する。
第一段階:中医学では整体観念の理論に基づき、皮膚疾患と体調不良を改善した上で妊娠力を上げる治療。
弁証論治:肝鬱腎虚、血虚火旺
治療原則:疎肝清熱、補血強腎
煎剤:加味逍遥散合四物湯+当帰飲子+苦参4g、仙鶴草4g、黄芩3g、黄柏3g
第二段階: 中医周期調節法で自然妊娠を目指す。
煎剤:六味丸+当帰芍薬散+苦参4g
・低温期に旱連草5g、女貞子5g
・排卵期に丹参5g
・高温期に菟絲子5g、桑寄生5g
・生理期に田七人参2g(1-0-1)×3日分を加える

【結果】患者の乾癬症と体調の不良を良くし、体質改善できた。西洋治療を中止してから6か月後の2002年7月19日に自然妊娠を確認した。

【考察】中医周期調節法は、妊娠しやすい体作りを目指し、月経周期に合わせ、異なる漢方薬を服用し、その人が本来持っている力を最大限よい方向に引き出し、自然妊娠につなげる。この症例は、最初、病院の不妊治療を継続の上でホルモンバランスを整えるために疏肝補血法を使い、さらに一年後からは卵子の質を高める補腎法も重点的に行った。これにより体調が改善し、イライラ、口渇、皮膚のかゆみが軽減し、6ヶ月後に自然妊娠に至った。本症例において、漢方療法により不妊症以外の乾癬までも同時に改善された。体質改善した有益性の一つと考えられる。






漢方医学における高齢不妊症の治例

- 楊 晶、井上 桜 -

女性の社会進出につれ晩婚化、晩産化が進み、加齢に伴う卵子の老化と流産率、不妊症の増加が問題となっている。その背景には、卵子の質の低下や染色体異常の増加があると指摘されている。今回病院側より卵が育てられない、着床できないと診断された46歳の方で漢方薬を用い自然妊娠した症例を報告します。

【方法】中医不妊周期調節法を用い、漢方薬を服用。
弁証論治:気陰両湿
治則:補気養血填精
処方:六味地黄丸、十全大補湯
解釈:加齢による腎精不足

【結果】1.5年後、卵胞の質が上がり、内膜が厚くなり、自然妊娠となり、46歳で出産に至った。

【考察】この46歳の症例は卵胞が育たず、内膜も厚くならず、人口受精、体外受精でも妊娠に至らなかった。漢方薬では妊娠に至る土台を作るため、「周期調節法」を補腎法を用いて治療を行った。周期調節法とは西洋医学の月経周期のメカニズムと中医学の考え方を組み合わせて基礎体温を付けながら、卵胞期、排卵期、黄体期のそれぞれに合わせて、異なる漢方薬を服用し、妊娠しやすい体をづくり、流産をしにくい身体作りをしていく方法である。補腎法とは生殖機能の低下を回復させる方法である。年齢の高い方でも体のリズムを整えることと、補腎により、子宮や卵巣が若返り、妊娠力を取り戻すことが可能となり、その結果、自然妊娠ができると考える。特筆として、誠心堂薬局は加齢による卵巣機能低下を強力にホルモンバランスを回復するために動物性の漢方薬を使う事が大切と考えている。今後、不妊治療補腎法を確立することは極めて重要であり、大きな課題である。

漢方と鍼灸を併用して妊娠した有効症例

- 王 全新、堀田 鈴香、岡田 陽子 -

高齢不妊は社会の問題になりつつあり、その原因として女性ホルモン値と卵胞の質の低下が指摘されている。本症例は来店当初39歳の女性であり、2006年までの間に10回のAIH、さらに体外受精を受け、10個採卵できたが未授精。顕微授精も全て受精できなかった。女性ホルモンの数値が低いと病院の医師に指摘された。そこで、中医学弁証 論治の観点から生理周期に合わせて漢方と鍼灸を併用。その結果、女性ホルモンの数値が正常になり、その後の体外受精で採卵、受精し妊娠した例である。

【方法】中医不妊周期調節法を用い、漢方と鍼灸を併用。
弁証論治:腎精不足 気血両虚
使用方剤:中医不妊周期調節法にて
・低温期:十全大補湯+六味地黄丸
・高温期:
十全大補湯+牛車腎気丸
・生理期:逍遥散+当帰芍薬散 他、全周期で瓊玉膏、参茸補血丸を継続使用した。
<鍼灸治療>補腎を主とし、喘息症状や気血不足に対応。
基本配穴:風池・腎兪・次髎(+灸)・関元(+灸)・子宮・足三里・三陰交・太谿 その他にその時の症状に応じて対応。

【結果】2009年9月に採卵14個、顕微授精により6個の受精を確認。2010年2月に凍結卵2個を移植。同年3月に血液検査の結果、妊娠陽性反応確認。同年10月に2300gの男児出産。

【考察】前述の緒言より、この症例の主な原因は女性ホルモン不足と卵胞の質の低下と考えられる。そこで、中医学弁証論治の上で漢方と鍼灸の併用により体質改善を試みた結果、女性ホルモン値が安定し、無事受精成功、妊娠に至ることが出来た。したがって漢方と鍼灸の併用により、女性ホルモンの分泌促進と卵胞の質の向上ができることが示唆された。「中医不妊周期調節法」を活用することで、身体全体の機能を整えながら、より良い卵子、良い受精卵、良い子宮内膜を作り、着床しやすい体内環境へと導くことが出来る。実際、漢方と鍼灸によって不妊で悩む夫婦の妊娠率が確実に上がると言うことが誠心堂薬局の実績からも推察される。



 


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