漢方薬 誠心堂
お問い合せフォーム
トップページへ戻る


生理不順

【正常な生理とは?】

正常な生理とはどんな状態か、ご存知でしょうか?
生理の事を、友人や家族に話したり、改めて人と比べる機会はなかなかないかと思います。
中医学では、月経血は体調や体の状態を示す大切なバロメーターと考えています。不妊症や婦人科のトラブルはもちろんの事、他の症状や病気がある場合も、生理に何かしらのシグナルが現れることも多いのです。「そういえば今月はまだだったな。」「だいたい2ヶ月~3ヶ月に1回かな。」と思っていらっしゃる方がいらしたら要注意です。
表をチェックして、自分はどんな状態かを是非確認してみましょう。

<月経周期>
一般的に25日~38日に一度月経がきます。
(個人差があります。例えば初潮の頃からずっと45日に1回という方は、それがその方のリズムということもありえますが、いつもは1ヶ月に1回なのに、今回は3ヶ月に1回という場合は治療が必要です。)
月経持続日数は3~7日程度あります。
<経血の量>
毎回約60~120ml。多い日で2~3時間で昼用(多い日用)ナプキンを取り換えるくらいが目安です。
平均量より多いか少ないかよりも、自分の以前の量と比べて多いか少ないかが重要です。急に増えたり減ったりすることは注意が必要です。初潮の頃は量も少ないですが、年齢とともに増え、40代には少しずつ減っていきます。
一般的に初日と4日目以降は量が少ないです 。
<経血の色>
やや暗い赤色。
初日は色が薄めなのが一般的です 。
<経血の質>
普通の血液より濃く、ややドロッとしています。
糸を引くように粘ったりせず、水のようにサラサラではなく、塊が混じっていません 。
<出血>
不正出血(生理中以外の出血)はないのが正常です。(少量の排卵出血・着床出血はおこることがあります)
<生理痛>
生理痛はない事が正常です。

◆ 生理(月経)不順のメカニズム ◆
通常、月経期になると脳の視床下部から脳下垂体に卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されます。これにより卵巣内で約14日間かけて卵胞が育ち、その卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)というホルモンが分泌されて子宮内膜を増殖し、受精卵の為のベッド作りをします。卵胞が完全に成熟すると、卵胞から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に増加し、脳下垂体から大量の黄体ホルモン(LH)が分泌され、卵子が排卵します。その抜け殻となった卵胞が黄体となり、約14日間かけて黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌し、ベッドである子宮内膜にふかふかの布団を敷きます。受精卵が着床すると妊娠が成立し、受精しなかったり着床しなかった場合は、黄体は衰退して白体となり黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)が減少して、不要になったベッドが壊れます。そしてそれらを子宮の外へ排出する月経が起こります。
月経不順の方は、ストレス、疲れ、栄養の偏り、睡眠不足、無理なダイエット、女性ホルモンバランスの乱れなどが原因で、このサイクルが正常に機能しない状態にあります。

(月経周期が短い:25日以内)
この場合は、卵胞が未熟なまま早く排卵してしまったり、未熟な卵胞のために、その卵胞からできた黄体の機能も低下して黄体ホルモンの分泌が伸び悩み、高温期を維持できずに高温期が短くなった場合が多くみられます。また、卵胞が未熟なため無排卵となり黄体が作られずに消退出血になる場合も考えられます。
→月経周期が短い状態が続くと、正常の方よりも生理の回数が増え、身体の消耗が増えてしまうことで、卵子の成長がまた上手くいかず・・・という悪循環になる可能性があります。また、排卵回数が多くなり、早く閉経を迎えることになる可能性もあります。そうすると、いずれは妊娠をご希望される方は、いざという時になかなか良い卵子が育たずにそのチャンスを逃しやすくなってしまう可能性もあります。また、ホルモンバランスが乱れやすくなる為に、更年期障害も心配になります。

(月経周期が長い:40日以上)
この場合は、卵巣機能が低下して卵子がなかなか育たず、低温期が長くなり排卵が起こりにくくなっている可能性があります。特に以前と比べて周期が長くなっている場合には注意が必要です。
→低温期が長いという事は、卵胞を育てるのに通常よりも時間がかかっているということで、「今は子孫を残すことよりも命を守ることが優先」だと身体が判断している可能性があります。月経周期が長い状態が続くと、卵胞を育てきれずに、月経が来ても、無排卵月経となってしまうことも出てきます。また、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が弱いということですので、お肌の乾燥、肌荒れ、しわ、抜け毛、白髪、骨密度の低下、高脂血症、動脈硬化、などのリスクが上がってしまいます。
また、このような状態が続くと、卵巣に十分な栄養がいきわたっていない状態が続ことになり、卵巣機能がさらに低下し、無月経になる可能性も出てきます。

(生理周期がバラバラ)
月経周期が1~2日ずれる程度は異常ではありませんが、月によって早まったり遅れたりして、いつ月経がくるかわからない場合は、ストレス、不規則な生活、寝不足などが原因となり、月経周期のコントロール機能が乱れている状態だと考えられます。
→ストレスや生活習慣の不摂生により女性ホルモンが乱れているため、冷え、肌荒れ、体調不良、女性らしい体型を作りづらい、イライラ・うつうつしやすい、などの症状が出てきやすくなり、もし妊娠をご希望の場合は妊娠しやすい日が分かりづらいということもあります。


◆ 生理不順のための漢方・養生法 ◆
月経は、自分の身体の健康バロメーターです。もし何か不調がでたら、ここ1~2か月の自分の生活がどうだったか、ストレスや過労など無理はなかったか、振り返ってみましょう。また、思い当たる節があったら、少しずつでも改善し、自分の身体を労わってあげてください。そして、これからは自分の身体のリズムを把握して、養生・漢方で女性ホルモンを味方につけてより美しく、元気にすごして頂きたいと思います。

月経期

月経期は、要らなくなった子宮内膜をリセットする時期です。充分な睡眠をとり、激しい運動は避けて「気」「血」の消耗を防ぎましょう。体を冷やさない様に冷たいのみものや食べ物は控え、温かいものを積極的に摂りましょう

おすすめ食材
身体を温めてくれる温野菜のスープ、シナモンティー、生姜湯。
女性ホルモンの分泌を活性化する「腎」を強くする黒砂糖、黒豆、黒きくらげ、黒ゴマなどの黒い食べ物。
月経により消耗する「気」「血」を補うナツメ、鶏肉、卵など。
≪おすすめ漢方≫
芎帰調血飲第一加減、田七人参、冠元顆粒、血府逐瘀丸、逍遥散などです。

卵胞期
(低温期)
月経が終わったら、卵胞期(低温期)となり、女性ホルモンを高めて卵胞を育て、子宮内膜を育てていく時期です。女性は一番この時期が心身ともに調子がよいと実感できる時期です。しかし、調子が良い時期だからといって、無理は禁物です。できれば22時までに、少なくとも24時までには眠りに入るようにし、女性ホルモンを高めましょう

≪おすすめ食材≫
卵胞と子宮内膜の原料になる「血」を増やしてくれる豆類、卵、赤みの肉などの良性の蛋白質。
女性ホルモンの分泌を活性化する「腎」を強くする黒砂糖、黒豆、黒きくらげ、黒ゴマなどの黒い食べ物。
≪おすすめ漢方≫
六味地黄丸、杞菊地黄丸、当帰養血精、参茸補血丸、亀鹿二仙丸、卵宝源などです。
黄体期
(高温期)
排卵後から次の月経までの黄体期(高温期)は、子宮内膜を厚くフカフカにして受精卵を着床・発育しやすくなるように子宮環境を整える時期です。体を温め、リラックスして過ごしましょう。妊娠の可能性がある場合は、激しい運動は避けましょう。

≪おすすめ食材≫
イライラを鎮めてくれるレモン、グレープフルーツなどの柑橘類、お酢。
気分をリフレッシュしてくれる紫蘇、三つ葉、セロリなどの香味野菜。
気持ちをリラックスしてくれるハーブティーなど。
≪おすすめ漢方≫
八味地黄丸、参茸補血丸、馴鹿丹、逍遥散などです

中医学的に「腎」は成長・生殖などの働きを司り、子宮・卵巣の力、ホルモンバランスと深く関わっていると考えられています。

生理不順が長期間続いている方は、月経周期を整えると同時に「腎」の力を付けていくことをおすすめします。
漢方では、瓊玉膏、参茸補血丸、海馬補腎丸、輝精水、馴鹿丹、亀鹿二仙丸、参馬補腎丸などがおすすめです。

※漢方は自分の体質に合ったものを飲んで初めて効果が発揮されます。 服用の際には、必ず専門家にご相談の上お飲みください。




漢方薬をはじめるには?漢方成分配合商品漢方体験談今月のプレゼントキャンペーントップに戻る



漢方