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過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群とは?

kabinsei

若年層から中年層の女性に多く、腸管において炎症、腫瘍等の組織学的異常が認められないにも関わらず、腹痛を伴う下痢、便秘等の便通異常、ガス過多による下腹部の張りなどの症状を現す。 つまり腸自体が悪いのではなく、それ以外の何らかの原因で腸を動かす神経が刺激されるために、腸の運動が盛んになり腹痛などが起こると考えられます。

過敏性腸症候群の症状

排便によって軽快する腹痛、腹痛を伴った便通異常。

下痢型 主に下痢を起こす
便秘型 便秘を起こす
交替型 下痢と便秘を繰り返す

中医学から見た内的要因

過敏性腸症候群は、主にストレスが原因ですが、他に過労や食生活も影響していると考えます。 排便は自律神経の副交感神経に支配されているが、過度のストレスを受けると自律神経のバランスが崩れ、その働きが乱れてきます。中医学では、主に「肝」「脾」「腎」のバランスが乱れる事が多いと考えられます。

「肝」は、気・血の流れをスムーズにする働き、血を貯蔵する働きがあり全身に送る血液量の調整をします。またストレスによって乱れやすい臓器です。過度のストレスがかかると、気の流れが滞る「気滞」を起こしやすくなり、またこれにより血の流れも悪くなります(瘀血)。
「脾」は、飲食物から気血水を作り、水分を気に変える気化作用があります。このため気化作用が衰えてしまえば体内に余分な水分が停滞してしまい、下痢や軟便が生じます。
「腎」は、生命の根本をなす精を貯蔵したり、水液代謝を管理し脳を栄養したりします。このため、水分代謝が乱れると、便秘や下痢を生じます。

これらの臓器は互いに影響し合うため、バランスが乱れ、それぞれの臓器の乱れ具合により起こる症状が変わってきますので、病証をしっかり分析し、合った漢方薬を使用することが重要になってきます。

過敏性腸症候群のタイプ・体質・処方の違い

過敏性腸症候群の主な症状として、下痢、便秘ですが、個人の体質により様々なタイプに分けられ、処方もタイプによって違います。タイプに合った漢方薬を服用することが重要になります。

タイプ 使用する漢方
肝気鬱結 気の滞りタイプ 加味逍遥散、開気丸など
肝脾不和 ストレスが原因のタイプ 星火健胃錠、星火逍遙丸など
脾胃虚弱 疲れやすく気が低下したタイプ 参苓白朮散など
脾腎陽虚 冷えを伴うタイプ 人参湯、海馬補腎丸など

以上のタイプに分類しましたが、ほんの一例にすぎません。過敏性大腸炎は様々要因が複雑に絡み合って起こる病気ですので、服用にあたっては、医師・薬剤師等の専門家に相談の上正しく使用しましょう。
ストレスを溜めないよう、気持ちの持ち方やストレスを発散させる方法を見つけ、また、偏食(甘い物、油っこいものの取り過ぎなど)をせずしっかり栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。また、我慢せず排便習慣をつける事も重要です。