腎臓病と糖尿病:血糖コントロールのポイント

腎機能を高める食事

腎機能を高める食事
腎機能を高める食事

慢性腎臓病のG1~G2で糖尿病を指摘されている方は、予防することが、とても重要です。
カロリー制限や血糖コントロールなどの食事療法を始めていきましょう。

血糖をコントロールするためのポイント!

・食べる順番に気をつける

→食物繊維が多く含まれる野菜や海藻類、肉や魚、ごはんの順で食べることで最初に摂った食物繊維が最後に摂った糖質に絡みつき、食後の高血糖を防ぐことができます。
高血糖状態は腎臓を傷めるので、野菜から食べるべジファーストを意識しましょう。



・朝食を食べる

→朝食を欠食すると、昼食や夕食後の血糖値が急激に上昇します。また、朝食の食事内容も次の食後に影響を及ぼしますので、朝食にも食物繊維を摂りましょう。
例えば、ほうれん草のおひたし、ミニトマト、レタスのサラダ、白菜のお味噌汁など野菜のメニューを増やせるとよいですね。



・おやつ、果物、甘い飲み物を摂り過ぎない

→おやつは一日200kcalまでにし、果物も15時までに食べる様にしましょう。
20時以降の夜遅い時間に摂るとエネルギーとして消化されず、高血糖状態になってしまいます。
果物の適量は食事バランスガイドよると2pointまでとなっています。
※1point:みかん1個、リンゴ1/2個、バナナ1本、イチゴ6個、キウイ1個

また、コーラやカルピスウォーターにはなんと角砂糖16個も入っています!
このような甘い飲み物を摂ると、一気に血糖値が上昇するので、水分補給は水かお茶にしましょう。

▼控えるべき食品とは?:そのドリンクの砂糖量をご存じですか?
https://www.seishin-do.co.jp/kidney/column_kato/007w/



・低GI食品(血糖値の上がりにくい食品)を意識する

→GI値とはGlycemic Indexの略。
食品に含まれる糖質の吸収されやすさを示す数値で、値が高いほど食後に血糖値が上昇しやすいとされています。
血糖値が急激に上昇すると“インスリン”というホルモンが過剰に分泌され、糖をためこみ脂肪に変えます。
高GIである白米を低GIである玄米や雑穀米、ライ麦パン、全粒粉のパスタなどにおきかえると食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのでおすすめです。

◎管理栄養士がお勧めするレシピ

豆腐とマイタケのチヂミ

野菜と糖質が一緒に摂れる!食物繊維がたっぷり!
一日の推奨摂取量1/3以上(7.8g/21g)

ささみのネギポン酢
ささみのネギポン酢

◆材料(2人分)26cmのフライパン使用

  • 絹豆腐(充填豆腐) 300g
  • キャベツ 200g→千切り
  • マイタケ 100g→根元に堅い部分があれば、取り除き、小房に分ける
  • オートミール 大さじ10(60g)
  • 米粉 大さじ4(36g)
  • 塩 3つまみ
  • A タレ
  • 醤油 大さじ1/2
    酢 大さじ1/2
    生姜 1かけ すりおろす

  • ごま油 小さじ2×2


  • ◆作り方

  • ① ボウルに豆腐とオートミールを入れよく混ぜ置いておく。
    その間にフライパンにごま油(小さじ2)を熱し、半量のマイタケを広げて焼き目をつける。
     アボカド切り方
     アボカド切り方

  • ② ①のボウルにキャベツ、米粉、塩を加え更に混ぜる。

  • ③ ①のマイタケの上に②の半量を広げ、押し付けるようにして焼く。

  • ④ 表面が乾いてきたら、ひっくり返して裏面も焼く。残りの半量も同様に焼く。
     アボカド切り方
     アボカド切り方

  • ⑤ ④をお皿に盛り付け、Aを混ぜたタレにつけて召し上がる。

  • 公開日:2024-04-24
    更新日:2024-04-24