妊娠中の頭痛対策とは?!
“妊娠中、頭痛がひどい、でも薬は飲みたくない”
というお悩みはないですか?
妊娠中は頭痛が起こりやすいといわれています。
頭痛には筋肉が収縮することで起こる「緊張型頭痛」と血管が拡張することで起こる「片頭痛」とがあります。
◆緊張型頭痛
後頭部から首筋にかけて、重苦しい感じや、頭をベルトで締め付けられているような圧迫感が起こります。
長時間同じ体勢や無理な姿勢を続けると、首や頭の筋肉に負担がかかり、血流が悪化して引き起こすといわれています。
精神的ストレスが関連している方も多く見られます。
・対策
◎マッサージやストレッチをする
筋肉がかたまっているので、首すじや肩をマッサージしたり、肩甲骨周りを動かしたり、ストレッチをしてほぐしましょう。
◎温める
血流が悪い状態なので、こりを感じる場所を蒸しタオルで温めるのもおすすめです。
◎マグネシウムを摂る
マグネシウムは脳の血管の緊張を緩和させる働きがあるので、マグネシウムを多く含む食材がおすすめです。
マグネシウムを多く含む食材
キヌア、そば、きな粉、納豆、ごま、アーモンド、海藻類、切り干し大根、ほうれん草、枝豆、キクラゲ、干しえび、あさり、しらす
◆片頭痛
片側のこめかみを中心にズキンズキンと脈打つような拍動性の痛みが特徴の頭痛で、痛みが両側に起こる人もいます。
緊張型頭痛とは違い、吐き気を伴うことがあったり、光と音に敏感になることもあります。
・対策
◎冷やす
痛いところを冷やしたり、圧迫することで痛みがやわらぎます。
◎暗い、静かな場所で横になる
片頭痛は、光のまぶしさや音によって痛みが増すことがあります。動くと悪化するので安静にしましょう。
◎ビタミンB2を摂取する
ビタミンB2は痛みを和らげるセロトニンの放出を促すといわれています。
ビタミンB2を多く含む食材
鮭、豚レバー、牛レバー、鶏レバー、海苔、卵、パセリ、まいたけ、アーモンド
※一見、ただの頭痛と思っていても別の病気が隠れていることもあります。
症状が強くなったりするときは診察を受けましょう。
頭痛薬は胎児への安全性が確立されていないため、妊娠中の服薬は必ず医師に相談しましょう。
妊娠高血圧症候群
何らかの原因によって妊娠中に血圧が高くなることで頭痛が起こります。
特に早発型と呼ばれる妊娠34週未満で発症した場合は、重症化しやすく注意が必要です。
妊婦健診で日頃から自分の血圧を把握し、高めである場合や、家族に高血圧の方がいる場合は気をつけましょう。
公開日:2024-04-30
更新日:2024-04-30