卒乳のタイミングはいつから!?
産後の養生
お悩み~卒乳(断乳)~
いつ卒乳したらいいのだろう・・・
悩まれることはないですか?
卒乳
卒乳とは、赤ちゃんが主体的に自然と母乳やミルクから卒業することです。
卒乳の時期は赤ちゃんによって異なります。
赤ちゃんの食欲、摂食行動、成長、発達などの赤ちゃんの個性によって変わります。
目安として、WHOでは2歳以上授乳を続けることを推奨。
厚生労働省の授乳・離乳支援ガイドでは1歳6ヵ月頃までを離乳の完了期として推奨。
卒乳する目安
- ・月齢に応じた補完食をとれている
- ・歯が生え始める
- ・おっぱいや粉ミルク以外の水分がとれる
- ・一人で上手に歩ける
計画的卒乳
赤ちゃんが自然におっぱいを飲まなくなるのが自然卒乳ですが、赤ちゃんの状況や家庭の事情などから計画的な卒乳を選択することもあります。 計画的卒乳では、
- ・あらかじめ目指す日を決めて赤ちゃんに心の準備をさせてあげる。
→カレンダーに〇をつけ、「この日におっぱいとおわかれしようね。」などと伝えてあげる。 - ・離乳食のタイミングをみて授乳の回数を減らし、時間をかけて進める。
- ・赤ちゃんが不安にならないように、スキンシップやプラスの声かけを増やす。
- ・保育園の入園、体験入園、ママとパパの職場復帰の時期など環境の変化がある時期は避ける。
のがおすすめです。
部分的卒乳
朝や昼間のみ、夜間のみというように一定の時間帯の授乳をやめる、部分的卒乳という方法もあります。
職場復帰を考える方や精神面や体力面に不安がある方におすすめです。
◎ポイント
卒乳時のおっぱいケア方法
搾乳
おっぱいの残乳感や分泌が少ない場合は、お風呂やシャワーの時に乳輪を刺激しないように搾乳します。
搾乳の間隔を徐々に開けていき、最後は自然と乳腺に吸収されるので放置して大丈夫です。
自分ひとりでできない時は病院の母乳外来や助産院、母乳相談室などを利用してアドバイスをもらいながら行いましょう。
・おすすめの漢方薬
◎ホルモンバランスを整えたり、乳汁分泌を調整する漢方生麦芽、タンポポ、加味逍遥散など
・おすすめの食材
セロリ、パクチー、ミントティ、そば など公開日:2024-03-29
更新日:2024-03-29