産後ケア
赤ちゃんは泣くのが仕事と言われても
赤ちゃんが泣きやまない

周囲からは「赤ちゃんは泣くのが仕事だから」と言われても、24時間そばにいるママは赤ちゃんの泣き声にとても敏感になり過ぎて、時にはイライラし、ストレスを感じてしまいます。待ち望んだ可愛い赤ちゃんのはずなのに、イライラしてしまう自分自身が嫌になり産後鬱のきっかけになってしまうケースも増えています。
そうならない為にもまずは赤ちゃんの「泣き」について考えてみましょう。
赤ちゃんは生まれてからしばらくの間は「泣く」という手段でしか感情を伝えることが出来ません。
おなかがすいた時、おむつが汚れた時、眠い時など何か赤ちゃんの身に不快な状況が起こっている場合のメッセージが「泣く」と言う手段です。
いろいろお世話をしてみても泣き止まない場合は、赤ちゃんの欲求がほかにあって満たされていないという事になります。
赤ちゃんが泣く原因

1、オムツ
単にオムツを取り替えたとしても、お腹周りが窮屈になっていたり、逆にゆるくてずれてしまっていたりしても、不快に感じて泣き止まないこともあります。
2、オッパイ
飲ませたばかりなのにオッパイを欲しがる、お腹がすいている時間なのに口に含んでくれないと戸惑うママもいるようです。こういった際には、大人に置き換えて考えみてください。私たち大人も食べ過ぎたら胃もたれを起こして不快になったり、食事の時間になっても食べたくない時もありますよね?その日によって飲む量や食べる量が違って当然です。
たくさん飲んだ後に泣き止まないような場合は、ゲップが上手く出ずにお腹が張っていて苦しいのかも知れませんね。
3、寝かしつけ
寝かしつけの時に泣いてばかりで寝てくれない場合の多くは、寝室の環境が赤ちゃんに適していないことが多いです。赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、室温や肌着の枚数などで体温調節をしましょう。部屋の明かりは真っ暗よりも薄暗い環境の方が落ち着きます。
対処法
ママのお腹にいた時と同じような体内音を聞かせてあげたり、音のするオモチャを与えてあげる。鏡の前に座らせて興味をそらすのも一つの方法です。
外に連れ出してみたり、ベビーカーや車に乗せてみるとおとなしくなる赤ちゃんもいるようです。
赤ちゃんが泣き止まなくても、パパもママも焦らずに赤ちゃんが安心できるよう笑顔で接してあげたいものです。
いつもと様子が違う、泣き方が違う、と感じる時には体調が悪い可能性があります。心配であれば病院に連れて行くようにしましょう。
赤ちゃんが泣くことは決して悪いことばかりではありません。赤ちゃんが泣きだすと「泣き止ませなければ」と考えがちですが、焦って対処せずに、気持ちに余裕を持って赤ちゃんに接していけると良いですね。
更新日:2023-07-03