36歳（脂漏性皮膚炎・頭頂部～背中、脇にかけての痒み）

背中の痒みは20年弱、頭頂部の痒みは10年弱続いている。
皮膚科では病名はつかず原因不明、もらった外用ステロイドや内服もほとんど効かなかった。
我慢しながら過ごす中で増悪と寛解を繰り返していた。
健康診断で脂肪肝やコレステロール、尿酸などがひっかかり、身体を見直そうと思って来店。

処方意図（弁証論治）：慢性炎症の改善と、二次的に起きている血行不良の改善。
弁証：肝胆湿熱+瘀血
治法：清泄肝胆湿熱・去瘀血・安神止痒

服用1ヶ月半：痒みは2~3割まで落ち着いた。
服用3ヶ月：夜中に痒みで起きることが無くなった。
身体の痒みはほとんど気にならないが、頭頂部の痒みがまだ少し残る。
3ヶ月～1年は季節や体調によってやや増悪と寛解を繰り替えしながらも全体としては少しずつ改善。
服用1年2ヶ月目で15日間のファスティングを行い、更に痒みが減り、肌がスッキリするようになった。