38歳(蕁麻疹・花粉症もあり、アレルギー体質である。)

女性・38歳

経緯・初回相談時の状況

4年前から、毎晩原因不明の蕁麻疹が出ており、アレロックを服用していた。
体質を把握して症状の根本的な改善をするため、漢方治療を始めようと思った。
別症状として、不正出血もあり。


体質分析

処方意図(弁証論治):弁証(本)気血両虚 弁証(標)血熱


経過・改善・結果

服用期間は、2022年10月~現在までの1年半。
経過は、初期は蕁麻疹の症状の標治のため温清飲や消風散などの清熱薬を使用し、蕁麻疹が2週間に1度へ減少した。
その後貧血症状や不正出血が断続的にあったため、帰脾湯(+田七人参)と消風散を使用したところ、運動中のブラックアウトや不正出血も収まった。
生活指導のアドバイスとしては、気血両虚の原因である食事量の過度な節制を控えるように指導した。
相談のポイントは、先に標治、後に本治を行う点を予めお伝えの上で、症状が収まったあとも再発をしないような予防的ケアを心がけた。

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更新日:2024-08-26