53歳(皮膚湿疹・全身の痒み、背中と腹部の紅斑が顕著)
女性・53歳
経緯・初回相談時の状況
2021年頃から耳の後ろの皮膚が乾燥し始めた。
その後2023年から全身に広がり痒みが強くなった。
背部と腹部を中心とした紅斑に強い痒みがあり、掻きむしって傷になっている。
腹部が最も痒い。
皮膚科を受診するも抗ヒスタミン薬処方のみで経過観察。
伝統医療への信頼感が強く漢方治療を希望して来局。
体質分析
処方意図(弁証論治):血熱を冷まし、脾腎はあたためて皮膚の再生を図る。
経過・改善・結果
13日間服用したことで皮膚をかきむしることがなくなり出血もなくなった。
身体の熱感も減少した。さらに同処方を21日分服用後身体の痒みはなくなった。
掻きむしって傷になっていた腹部の皮膚も色素沈着を残して安定。両肩と胸にわずかな痒みが残る程度となった。