漢方薬で花粉症と向き合った51歳男性の体験談
私は51歳の男性で、花粉症と付き合うようになったのは2018年の春からです。
当時、花粉症という言葉は耳にしていましたが、自分には関係ないと思っていました。
しかし突然、鼻水や目の痒みが始まり、「これが花粉症か」と初めて実感しました。
それ以来、毎年症状が悪化し、特に夕方になると鼻水や鼻づまりがひどくなり、仕事終わりの疲労感と相まって辛い日々を送っていました。
試したのは漢方薬
今年の春も例年通り辛い症状が続き、なんとかしたいという気持ちで漢方薬を試してみることにしました。
中医師の先生と薬剤師の先生に相談したところ、私の体質や症状に合った漢方薬として、症状の緩和には小青竜湯、辛夷清肺湯を体質の改善には玉屏風散、血府逐瘀湯を勧められました。
これらは、鼻水や鼻づまりの緩和だけではなく繰り返す体質も改善する目的で選ばれたものです。
症状が辛い時は症状中心の漢方薬を服用し、症状が軽くなったら体質の漢方薬に変えて服用を続けてみました。
特に、疲れやストレスを感じたときに症状が悪化するという点に着目して、体全体のバランスを整えることが重視されました。
服用開始からの変化
漢方薬を飲み始めてから1か月半ほどで、鼻水や鼻づまりが緩和されるのを感じました。
この時点で一度服用を中止しましたが、症状が再発してしまい、再び漢方薬を飲み始めました。
驚いたことに、今年は4~5月の最も辛い時期を漢方薬だけで乗り切ることができました。
7月になると鼻の症状がほとんど気にならなくなり、日常生活がかなり快適になりました。
生活の見直しも重要だった
漢方薬の服用だけでなく、先生のアドバイスを受けて生活習慣にも気を配るようにしました。
運動不足を指摘され、休みの日には散歩をするように心がけています。
運動を取り入れることで、体調が全体的に良くなった気がします。
市販薬と比べた漢方の魅力
以前は市販薬に頼ることが多かったのですが、漢方薬は即効性は劣るものの、体質そのものに働きかけるという点で安心感があります。
また、服用を続けることで年々症状が和らぐ可能性があると感じています。
今年は特に症状が軽く、漢方薬の効果を実感しました。
漢方薬は、体質や症状に合わせた処方が必要で、個人差もあるため、一人ひとりに適したものを見つけることが大切だと感じました。
もし花粉症でお悩みの方がいれば、一度漢方薬を試してみるのも良いかもしれません。
長い目で見た体質改善のきっかけになるかもしれませんよ。