漢方薬で過敏性腸症候群を克服した49歳女性の体験談

私は49歳の女性で、長年慢性胃炎を抱えてきましたが、ここ最近、特にお腹の調子が悪くなることが増えました。おへその周囲にズキズキとした痛みがあり、ひどいときは歩くのも難しいほどお腹が張ってしまいます。
ストレスが多い生活を送っているため、過呼吸症候群を起こすこともありました。
このままではいけないと思い、漢方薬での治療を始めることにしました。


漢方相談を始めるまで

相談の際に「気滞・脾虚」という体質の問題が指摘されました。
要するに、ストレスや胃腸の弱さが原因で体内のエネルギーや血の巡りが滞り、お腹の不調やガスが溜まりやすい状態になっているとのことでした。
そこでオススメされたのが以下の煎じ薬の漢方薬です。

抑肝散加陳皮半夏湯:ストレスを和らげて胃腸の働きを整える効果
参苓白朮散:胃腸の機能を補強し、体全体の元気を増やす効果
枳実と木香:ガス溜まりを解消し、お腹の張りを和らげる効果
漢方薬開始後の変化

漢方薬を始めたのが7月の初旬でした。
最初の1か月ほどで、腹部のガス溜まりや痛みが徐々に改善されているのを感じました。
酷かったお腹の張りも落ち着き、普段の生活が少しずつ楽になりました。
この時点で、同じ漢方薬を継続することになりました。


さらなる改善と減薬へ

8月下旬には体調が安定してきたため、エキス剤(粉末タイプの漢方薬)に変更されました。
服用量が少なくなっても、体調は安定しており、9月以降もさらに減薬を進めていきました。
10月には漢方薬の量をさらに減らし、現在も体調は良好です。


感じたこと

漢方薬を始めてから、単なる「症状を抑える」ではなく、「体質そのものを改善する」治療を実感しています。
最初はガス溜まりや痛みに悩まされていましたが、今では胃腸の調子がかなり良くなり、生活に余裕ができました。
また、ストレスによる影響も少しずつ和らいでいる気がします。


今後について

現在も少量の漢方薬を継続していますが、体質がしっかり整ってきたことで、日常生活の質が向上しました。
以前は「胃腸の不調があるのが当たり前」と思っていましたが、漢方薬で「不調がない快適な状態」を取り戻せたことが何より嬉しいです。

胃腸の不調はストレスや生活習慣とも深く関わっているため、漢方薬だけでなく、無理をしない生活を心がけることも重要だと感じています。
もし同じようなお悩みをお持ちの方がいれば、ぜひ一度漢方薬を検討してみてはいかがでしょうか?
長期的な体質改善のきっかけになると思いますよ。



更新日:2024-11-30