首の捻挫がきっかけで始まった眩暈(めまい) 漢方薬で回復!
36歳 女性
202X年7月に左首を捻挫したことがきっかけで眩暈や立ち眩み、目の疲れを感じるようになりました。
病院で検査を受けても異常は見つからず、日常生活に支障が出るほど辛い日々が続いていました。
特に長時間歩いた後や食後に感じる「フワフワと浮いているような感覚」は、原因がわからず不安を増すばかりでした。
そんな中、知人の勧めで漢方薬を試してみることにしました。
漢方薬との出会い
最初に相談を受けた際、私の症状は「気血両虚」という体質が原因だと説明されました。
ストレスや疲労が積み重なり、体を巡る「気」と「血」が不足しているため、体全体のエネルギーが不足しているとのことでした。
この体質を改善するために勧められたのが以下の漢方薬です:
補中益気湯:体力を補い、疲労感や眩暈を和らげる
半夏白朮天麻湯:めまいやふらつきを改善
杞菊地黄丸:目の疲れを癒し、視覚に関連する症状を緩和
川芎茶調散:片頭痛や花粉症などをケア
治療の経過と体調の変化
202X年7月~11月
漢方薬を服用し始めて数週間で、眩暈やフワフワ感が少しずつ軽減されているのを実感しました。
特に、先生から「ブドウ糖や黒糖を携帯することで脳の栄養不足を補える」とアドバイスを受けたことで、急なふらつきがあっても対応しやすくなりました。
202X+1年3月~6月
忙しい仕事の影響で疲労感や眼精疲労を感じることがありましたが、眩暈はほとんど気にならなくなりました。
この頃から仕事環境の影響で精神的ストレスも感じるようになり、思考や集中力の低下を実感しました。
これを機に転職を決意しました。
202X+1年12月~202X+2年3月
転職後はストレスが軽減され、めまいは完全に解消されました。
ただし、片頭痛が時々現れるため、服用は継続しました。
この時期から花粉症の症状にも対応するため、川芎茶調散を追加していただきました。
202X+2年7月~現在
疲労による手の湿疹や肌の乾燥が見られるようになりましたが、めまいや片頭痛はほぼ再発せず、体調は全体的に安定しています。
すすめられた漢方薬の組み合わせが非常に効果的であることを実感し、現在も継続しています。
感じたことと漢方治療の魅力
8月下旬には体調が安定してきたため、エキス剤(粉末タイプの漢方薬)に変更されました。
服用量が少なくなっても、体調は安定しており、9月以降もさらに減薬を進めていきました。
10月には漢方薬の量をさらに減らし、現在も体調は良好です。
感じたこと
漢方薬の服用を始めてから、自分の体が少しずつ本来の力を取り戻していることを感じています。
最初は症状の改善に焦りを感じることもありましたが、時間をかけて「体質そのものが整う」という漢方薬の特徴を実感しました。
また、先生の丁寧なアドバイスがあったおかげで、生活習慣も見直すことができました。
特にめまいが改善され、片頭痛も軽度になったことで日常生活が快適になり、自信を取り戻しました。
もし同じような症状で悩んでいる方がいれば、ぜひ漢方薬を試してみてほしいと思います。
漢方は時間をかけて体を整え、根本的な改善を目指せる素晴らしい治療法です。