漢方薬で慢性蕁麻疹と多嚢胞性卵巣症候群を改善した34歳女性の体験談
私は34歳の女性で、約5年前から慢性蕁麻疹に悩まされてきました。
仕事が終わった後やお風呂の後に特に蕁麻疹がひどくなり、赤みや痒み、ブツブツが体中に広がる日々が続いていました。
毎日病院で処方された薬を服用していましたが、それでも症状を完全に抑えることはできず、不安な気持ちで過ごしていました。
さらに、婦人科で多嚢胞性卵巣症候群と診断されており、生理周期が40~90日と不規則で、生理痛や血の塊、PMSの症状(イライラや胸の張り)にも悩まされていました。
そんな時、漢方薬で体質を根本から改善できるかもしれないと知り、相談に行くことを決意しました。
漢方薬との出会いと治療方針
漢方薬の先生に相談すると、以下の体質的な問題があることを教えていただきました。
血虚化熱:血が不足し、体内に熱がこもっている状態
気滞瘀血:気と血の巡りが悪く、体調不良を引き起こしている状態
これを改善するため、以下の漢方薬を提案されました
消風散:蕁麻疹や痒みを抑え、肌の状態を整える
柴胡清肝湯:肝の熱を取り、ストレスやイライラを緩和する
体質に合わせて煎じ薬を調整しながら経過をみました。
服用後の経過
2週間後
毎日飲んでいた病院の薬を2日に1回に減らせた。
蕁麻疹の赤みや痒み、ブツブツが減少。
喉の渇きや唇の乾燥も大幅に改善。
イライラや疲れやすさなどの他の症状はまだ大きな変化なし。
調整した煎じ薬を3週間継続することに。
3週間後
病院の薬をさらに減らし、3日に1回の服用で済むように。
蕁麻疹の頻度が週2~3回に減少。
生理周期が45日になり、生理痛が軽減、血の塊が減少、量が増加。
PMS(イライラ、胸の張り)が軽くなった。
6か月後
漢方薬の服用を続けた結果、蕁麻疹は完全に治まり、病院の薬を全く必要としなくなった。
生理周期が30~33日で安定し、生理痛も軽く、PMSの症状もほとんど気にならない程度に。
調子が安定してから、温清飲の錠剤に変更し、半年間継続。
現在の状態
漢方薬を止めてからも、蕁麻疹の再発はなく、生理周期も安定したままです。
肌の状態も改善され、仕事のストレスや疲れやすさが軽減し、日常生活が格段に楽になりました。
今では、体調不良や風邪などの時だけ漢方薬の先生に相談しています。
体験を通じて感じたこと
長年悩まされていた蕁麻疹が、漢方薬で根本から改善されたことに驚いています。
特に、漢方薬は一つの症状だけでなく、全身のバランスを整えることで他の悩み(生理不順やPMSなど)にも効果が出る点が魅力的でした。
私のように蕁麻疹や女性特有の悩みを抱えている方には、ぜひ漢方薬を試してみることをおすすめします。
長い目で体質を改善することで、症状だけでなく、生活全体が快適になることを実感できると思います。