漢方薬で網膜静脈分枝閉塞症(眼科)の体調管理を目指した60歳女性の体験談

2024年4月中旬頃から右目の視野がぼやけたり、線が歪んで見えるようになりました。
不安に感じて4月24日に眼科を受診したところ、「網膜静脈分枝閉塞症」と診断されました。
黄斑浮腫と出血も見られたため、抗VEGF注射を2回受けましたが、効果は一時的で、また視界が悪くなる状況が続いていました。

さらに、血圧が高め(135/93)で、コレステロール値も高く、動脈硬化が原因の一つと指摘されました。
根本的に体質を改善したいと思い、漢方薬の先生に相談することにしました。


漢方相談を通して

漢方薬の先生からは、私の体質や症状について以下の説明を受けました。

肝陽上抗:ストレスや血圧の上昇が目の血管に負担をかけている可能性がある
瘀血湿阻:血の巡りが滞り、水分代謝も悪化している
これを改善するため、以下の漢方薬を煎じ薬で服用しました。

七物降下湯:血を補い、ストレスにより血流の乱れを整える。血圧を安定させる。

漢方服用後の変化
血圧の改善
毎日血圧を測る習慣をつけ、夕飯を軽めにするよう意識しました。
また、毎晩のお酒を週2回の休日だけに制限しました。
これにより、血圧は次第に安定し、125/85前後まで下がりました。


月に1度眼科に通っている中で、目の自覚症状に変化はなく、黄斑浮腫もまだあるようですが、出血はなくなりました。


血圧が安定してきたことから、次のステップとして活血を優先する処方へと切り替えました。
芎帰調血飲第一加減という漢方に変更され、さらなる血流改善を目指しています。


体験を通じて感じたこと

漢方を取り入れることで、血圧が安定し、全身の体調が徐々に整ってきているのは感じています。
特に、漢方の先生から生活習慣の改善について具体的なアドバイスをいただけたことで、無理なく続けられました。

眼科治療の効果が思わしくない中、漢方薬を併用することで少しでも体質が改善し、長い目で見て症状が和らぐことを期待しています。
もし同じように目の不調に悩んでいる方がいれば、漢方という選択肢を検討してみるのも良いかと思います。
根本的な体質改善を目指すことで、症状だけでなく全身の健康にもつながると実感しています。



更新日:2025-1-17