漢方薬で坐骨神経痛、掌蹠膿疱症、不眠を改善した42歳女性の体験談

私は長年悩まされている坐骨神経痛と掌蹠膿疱症、不眠が主な体調の悩みでした。
2年前に転倒した際に始まった右側の坐骨神経痛は、腰から足にかけて強い痛みがあり、日常生活に支障をきたしていました。
また、足の踵には掌蹠膿疱症があり、赤みや痒み、痛みが頻繁に現れます。

さらに、胃腸の不調や冷え性、めまい、疲れやすさ、睡眠の問題など、多くの不調が重なり、改善したいと強く思っていました。
これまでさまざまな治療を試しましたが、根本的な改善には至らず、友人に勧められて漢方薬を試すことにしました。


漢方相談の内容とお勧めされた内容

主な体調
坐骨神経痛:右側(腰から足まで)
掌蹠膿疱症:赤み、痒み、痛み
胃腸不調:便秘、食欲不振、胃の張り、ガス
冷え性:手足が冷たい
その他:めまい、立ちくらみ、疲れやすさ、息切れ、不眠(寝付きが悪い、夢が多い)、PMS、四十肩

弁証と漢方薬の方針
弁証:血虚寒凝瘀血(血の不足と寒さによる滞り)、湿熱下注(湿と熱が下半身に溜まる)
治法:血を補い、血流を改善し、湿熱を取り除く

お勧めされた漢方薬:
竜胆瀉肝湯:湿熱を取り除き、膿疱症や炎症を改善
疎経活血湯:血流を促進し、坐骨神経痛を緩和
葛根湯加川芎辛夷:肩こりや四十肩に対応
半夏瀉心湯:胃腸を整え、ガスや胃の張りを軽減


服用後の変化と経過

1週間後
漢方薬を飲み始めてから1週間で、掌蹠膿疱症の状態が少し改善され、痂ができ始めました。
他の症状にはまだ大きな変化はありませんでした。

3週間後
掌蹠膿疱症の症状がさらに軽減し、赤みと痒みが和らぎました。
また、胃腸の調子が良くなり、便秘や胃の張り、ガスの不快感が改善されました。めまいも消失しましたが、坐骨神経痛や不眠の症状にはまだ改善の兆しはありませんでした。

5週間後
全体的に体調が軽くなり、掌蹠膿疱症はほぼ治まりました。
坐骨神経痛や疲れやすさも軽減し、日常生活が少し楽になりました。このタイミングで自己判断で休薬することにしました。


体験を通じて感じたこと

漢方薬を通じて、長年悩まされていた掌蹠膿疱症や胃腸の不調、めまいが改善し、生活の質が大きく向上しました。
坐骨神経痛や不眠も徐々に和らぎ、体調全体が整うのを実感しました。
漢方薬は即効性よりも、体質を整えて根本から改善する力を持っていると感じました。

同じような悩みを抱えている方には、ぜひ漢方薬を試してみることをおすすめします。
一人ひとりの体質に合わせた提案を受けることで、思いがけない改善が得られると信じています。



更新日:2024-11-30