漢方薬でめまいと耳鳴りを改善した54歳女性の体験談

私は2年前からメニエール病によるめまいや耳鳴りに悩まされていました。
特に夜になると症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたしていました。さらに、夜間頻尿で何度も目が覚め、睡眠不足が続く日々でした。
子供の頃からアトピー性皮膚炎があり、ステロイドで症状を抑えてきましたが、皮膚の乾燥やかゆみも続いていました。

さまざまな治療を試しましたが改善せず、漢方薬を試してみることにしました。

漢方相談の内容とお勧めされた内容

主な症状
メニエール病：昼は軽いが夜に悪化するめまいと耳鳴り（高音）
夜間頻尿：4～5回起きる
睡眠の質：よく眠れない
皮膚症状：アトピー性皮膚炎による乾燥とかゆみ
その他：甲状腺の腫れ、首に粉瘤

弁証と漢方薬の方針
弁証：痰湿、気滞、気血両虚
治法：行気化痰、補気養血

お勧めされた漢方薬：
初期：抑肝散
状況に応じて漢方薬を変更
抑肝散加半夏陳皮
半夏白朮天麻湯
五苓散
酸棗仁湯（睡眠改善のため）
荊芥連翹湯
当帰飲子（皮膚炎の改善を目指して）

服用後の変化と経過

開始後約2週間
夜間頻尿が2回に減少し、トイレ後もすぐに眠れるようになる。
めまいがほとんどなくなるが、耳鳴りは変化なし。

開始後約1か月
再びめまいが発生し、耳鳴りも悪化。処方を変更し、漢方薬を追加変更しました。

開始後約2か月
めまいがほとんどなくなり、耳鳴りは軽減。
睡眠の質が改善し、夜間尿が1～2回に減少。
皮膚の乾燥が悪化したため、漢方薬を調整。

その後数か月後
めまいが完全に消え、耳鳴りも気にならない程度に軽減。
首の粉瘤が徐々に小さくなり、手術を回避。
アトピー性皮膚炎による乾燥も改善し、肌の調子が良くなる。

現在の状態
めまいがなくなり、耳鳴りが気にならなくなったことで、外出も楽しめるようになりました。
皮膚の乾燥も改善し、アトピー性皮膚炎が大きく良くなりました。
粉瘤も完全に消え、体調が安定しています。

体験を通じて感じたこと

漢方薬を通じて、長年悩まされていためまいや耳鳴りが改善されただけでなく、皮膚や睡眠の質など、全身の体調が整いました。
特に、2年間外出を控えていた生活から解放され、また自由に過ごせるようになったことに感謝しています。

同じようにめまいや耳鳴り、皮膚の問題で悩んでいる方には、ぜひ漢方薬の相談を試してみることをおすすめします
一人ひとりの体質に合わせた提案が、根本的な改善につながると実感しています。