漢方薬で自律神経失調症と不眠症を改善した21歳男性の体験談

私は21歳の男性で、中国から留学生として来日して1年が経ちました。
新しい環境に慣れず、特に言語の壁が大きなストレスとなり、2024年1月頃から体調が悪化しました。
イライラや落ち込み、倦怠感、不眠、食欲不振、胃の違和感、口の苦み、寝汗、下痢気味といった症状が続き、日常生活に大きな影響を与えていました。

過去に鬱病の治療を受けていたこともあり、再び体調を整えるために漢方相談を受けることにしました。


漢方相談の内容とお勧めされた内容

主な症状
イライラ、落ち込み、倦怠感
不眠、寝汗
食欲不振、胃の違和感、口の苦み
下痢気味

弁証と漢方薬の方針
弁証:肝鬱脾虚(ストレスで気の流れが滞り、脾胃の働きが弱っている)、痰湿阻滞(体内に余分な湿気が溜まり、気血の巡りを妨げている)
治法:気の流れを整え、胃腸を健やかにし、心身を落ち着かせる

お勧めされた漢方薬:
煎じ薬:温胆湯、桂枝加竜骨牡蠣湯
粉薬:温胆湯、逍遥散、桂枝加竜骨牡蠣湯
サプリメント:ハーブ専科GABA


相談と経過

初回
漢方薬とハーブ専科GABAを処方。
1週間後にイライラ、落ち込み、不眠が大幅に軽減。
食欲が少し回復し、寝汗が完全になくなる。
体力が戻り、便通も少し改善(緩い程度)。

2回目
症状が大きく改善し、口の苦みや倦怠感が消失。
眠れるようになり、体調が安定してきたため、煎じ薬を逍遥散と柴芍六君子湯に変更。

3回目
全ての症状が改善し、気になる点がなくなる。
梅雨の時期の体調管理のため、2回目と同じ処方の煎じ薬を30日分継続。


体験を通じて感じたこと

漢方薬を服用することで、自律神経失調症と不眠症による心身の不調が短期間で改善しました。
特に、食欲不振や寝汗がなくなり、体力が回復したことで、勉強にも集中できるようになりました。

日本での生活に慣れる中でのストレスや体調不良は、漢方薬が根本的に整えてくれることを実感しました。
同じような症状で悩んでいる方には、専門的な相談を受けることを強くおすすめします。
体調が良くなることで、生活に自信が持てるようになりました。



更新日:2024-11-30