漢方薬で更年期障害を改善した56歳女性の体験談
私は56歳の女性で、閉経を迎えた53歳頃から体調不良に悩まされてきました。不眠やそわそわ感、動悸、多汗、落ち込み、食欲不振、下痢、倦怠感などが続き、特に最近になってこれらの症状が酷くなり、日常生活に大きな支障をきたしていました。このような状況を改善したいと思い、2022年夏に漢方相談を受けることにしました。
初診時の状況
主な症状 睡眠:不眠、寝つきが悪い 精神的:そわそわ感、不安感、落ち込み 身体的:動悸、多汗、倦怠感 消化器系:食欲不振、下痢 弁証と漢方薬 弁証:肝鬱脾虚(ストレスによる気滞と消化器の弱り)、腎虚(更年期による腎の衰え) 治法:気血を補い、脾胃を整え、腎を補いながら精神の安定を図る お勧めされた漢方薬: 帰脾湯:気血を補い、不眠と倦怠感を改善 逍遥散:ストレスを和らげ、肝鬱を改善 夜交藤・縮砂・丹参:精神安定と胃腸機能の補助 亀鹿二仙丸:腎を補い、更年期症状を緩和 ハーブ専科GABA:そわそわ感や不安感
漢方薬と経過
初回(7日間後) 不眠が少し改善し、寝つきが良くなる。 そわそわ感が少し軽減。 食欲が戻り始め、下痢が治まる。便は少し緩め。 2回目(1か月後) 睡眠時間が増え、ぐっすり眠れるようになる。 そわそわ感、不安感がほとんど気にならなくなる。 食欲が正常に戻り、便通も安定。 現在の状態 現在では、睡眠がしっかりとれ、精神的にも安定しています。不安感やそわそわ感が解消され、動悸や多汗もほとんど気にならなくなりました。体調全体が整ったことで、日常生活を快適に過ごせるようになりました。
体験を通じて感じたこと
更年期による体調不良は、漢方薬を使って体質から整えることで改善できると実感しました。不眠や不安感といった精神的な症状だけでなく、体力の回復や消化器系の不調までケアできることがとてもありがたかったです。 同じように更年期の症状で悩んでいる方には、ぜひ漢方相談を試してみることをおすすめします。専門家に相談し、自分の体質に合った処方を受けることで、根本的な改善を目指すことができると確信しています。