漢方薬で掌蹠膿疱症を改善した43歳女性の体験談
妊活の頃から足裏と手のひらに湿疹や膿疱がありましたが、それほど酷くはありませんでした。
出産後、睡眠不足や育児の疲れが重なり、症状が急激に悪化。
病院では原因不明とされ、扁桃腺の腫れが関係しているかもしれないと手術を受けましたが、改善は見られませんでした。
日常生活にも支障をきたす状態が続いたため、漢方相談を受けることにしました。
相談時の状況
主な症状
足裏と手のひらに湿疹や膿疱
症状が悪化と軽減を繰り返す
膿が出ることもあり、乾燥も目立つ
育児の疲れや産後の消耗が重なり体力が低下
弁証と方針
弁証:血虚(血の不足)による風湿熱内蘊(体内の湿熱と炎症が蓄積)
治法:清熱解毒・除湿止痒(熱と湿気を取り除き、かゆみを抑える)
お勧めされた漢方薬:
荊芥連翹湯:解毒作用で炎症を鎮める
竜胆瀉肝湯:体内の熱と湿気を除去
消風散:湿疹やかゆみを抑える
透潤果:西洋人参製剤 肌の乾燥をケアし、湿疹改善を補助
経過と結果
服用開始から数週間
症状の悪化が少し和らぎ、膿の量が減少。
肌の乾燥感が軽減し、手足の違和感が減る。
半年後
膿疱の発生が目に見えて減少し、湿疹の範囲も狭まる。
体力が戻り始め、育児の疲れも少し楽になる。
2年後
症状が大幅に改善し、湿疹や膿疱がほとんど気にならなくなる。
二人目の妊活を始めるため、体質を整える目的で漢方薬を継続。
体験を通じて感じたこと
漢方薬の服用で、慢性的だった掌蹠膿疱症が改善しました。
出産後の疲れと症状の悪化に悩んでいましたが、漢方が体全体のバランスを整え、肌の状態も良くなりました。
紫外線治療や手術でも変わらなかった症状が和らぎ、心身ともに楽になったことに感謝しています。
現在は二人目の妊活に向けて体質を整えるため、漢方薬を継続しています。
長年の肌の悩みを抱えている方には、漢方相談を試してみることをおすすめします。