漢方薬で白斑を改善した62歳女性の体験談

2019年に大学病院で白斑と診断され、一度は治療で改善しましたが、2021年春頃から再発し、こめかみや口の周りに広がり悩んでいました。
再発を防ぎたいとの思いから、根本的な体質改善を目指し漢方相談を始めました。


相談時の状況

主な症状
こめかみや口周りに広がる白斑
過去に海での日焼け経験が多い
再発しない体質を目指したい

弁証と方針
弁証:気血不足(血の不足)、腎虚肝鬱(腎と肝のバランスの乱れ)
治法:補気養血(気血を補う)、肝腎調和(肝腎のバランスを整える)

お勧めされた煎じ薬漢方薬:
加味逍遙散合四物湯:気血を補い、肝を整える
十全大補湯:全身の体力を補い、免疫を高める
何首鳥製剤:肌の修復をサポート
瓊玉膏:生地黄製剤 全身の滋養と肌の改善を補助


経過と結果

経過と結果
1か月後
白斑部分が少しピンク色に変化。
肌の回復が見え始める。

6か月後
白斑が徐々に薄い茶色へと変化。
肌のトーンが全体的に均一になり始める。

1年後
白斑の白色部分がほぼなくなり、薄い茶色に。
顔の正面の白斑の面積が大幅に減少。

1年9か月後
両頬の白斑面積が半減し、顎の白斑も減少。
目立たなくなりつつある。

2年後
顔正面の白斑がほぼ自然な肌色に。
白斑が日常生活で気にならないレベルまで改善。

2年10か月後
右頬は完全にきれいな肌色に。
左目元の白斑がわずかに残る状態。


生活指導とアドバイス

睡眠時間を5~6時間から7時間以上に改善すること。
ストレスの軽減を意識し、リラックスする時間を持つこと。
野菜をしっかり摂り、栄養バランスの良い食事を心掛けること。


体験を通じて感じたこと

漢方薬を継続することで、白斑が徐々に改善し、再発しない体質に近づけたことを実感しています。
最初は不安でしたが、1か月ごとに見られる変化が励みとなり、長期的に取り組む大切さを学びました。

同じように白斑で悩む方に、漢方による体質改善を試してみることをおすすめします。
肌の健康だけでなく、心身全体の調子も整うことを実感できるはずです。



更新日:2024-11-30