漢方薬で全身の痒みと湿疹を改善した45歳女性の体験談

2年前から全身の痒みと湿疹に悩んでいましたが、今月に入って症状が全身に広がり、日常生活に大きな支障をきたしていました。
原因がわからず、痒みで眠れない日が続き、漢方相談に訪れました。


相談時の状況

主な症状
全身の痒みと湿疹(掻くと汁が出ることもあり)
肌の乾燥感
ストレスを感じやすく、イライラや落ち込みもある

その他の不調
食欲があまりないが、食べる量は普通
便通は毎日あるが細く軟便、時々下痢
睡眠は6時間程度だが、寝つきが悪く、中途覚醒がある
夜間尿が1回、疲れを感じる
腰や肩、首の凝りと痛み

弁証と方針
弁証:肝鬱気滞(ストレスによる気の巡りの乱れ)、湿熱内蘊(体内にこもった熱と湿気)
方針:疏肝理気(ストレス緩和)、清熱利湿(体内の熱と湿気を取り除く)

お勧めされた煎じ漢方薬と粉薬:
消風散:湿疹や痒みを抑える
蒼朮製剤:湿気を取り除き、肌の調子を整える
柴胡製剤:ストレスを和らげ、気の巡りを良くする


経過と結果

1か月後
痒みが大分治まり、顔やおでこに少し症状が残る程度に。
身体の痒みはほぼ感じなくなり、赤みも少しずつ引いている。
以前は掻くと出ていた汁やひどい赤みが改善され、肌の状態が落ち着く。

一番酷かった時期と比べ、症状が「10→5」程度まで軽減。
痒みはほぼなく、赤い点々が少し残る程度。
引き続き漢方薬で治療を継続中。


体験を通じて感じたこと

漢方薬を服用してから、全身に広がっていた湿疹と痒みが改善されました。
特に、日常生活を妨げていた強い痒みが治まり、ぐっすり眠れるようになったことが嬉しいです。

原因がわからず困っている症状でも、漢方は全身を整えることで症状を改善してくれると実感しました。
引き続き漢方治療を続け、さらに肌の状態を良くしていきたいと思います。



更新日:2024-11-30