38歳(不妊・チョコレート嚢腫・卵管閉塞・橋本病)4か月で妊娠
症状
結婚2年半、1年前から不妊治療を始められましたが結果が出ずに、ご相談にいらっしゃいました。
詳しくお話をお伺いすると、チョコレート嚢腫が両方の卵巣にあり、左右両方の卵管が癒着しているため、体外受精しか選択肢がない状態とのこと。
さらに、橋本病(甲状腺機能低下症)でチラージンを服用中、BMI16.5のやせ型でした。
生理周期は不規則で、生理痛がひどく、経血の色は暗めで塊が混じる、生理前のPMSで頭痛とむくみが悪化。
他の自覚症状として、肩こり、頭痛、立ちくらみ、イライラしやすい。
不妊治療の治療歴では、採卵11回、移植5回を経験され、胚盤胞の凍結卵が2個残っているとのことでした。
妊娠の条件としては非常に厳しい状態であり、ご本人様も体外受精の繰り返しと体調の不調にお悩みで、精神的にも辛い状況の様子がうかがえました。
経過
お伺いした状態から、身体が弱っている点と、チョコレート嚢腫による骨盤内の炎症が起きている点を改善する目的で、漢方薬(煎じ薬)をご用意しました。
煎じ薬は常に同じものではなく、体調に合わせて調整しながらご用意しました。
漢方薬の服用から2か月後、凍結されていた胚盤胞を移植されるも着床せず。
漢方薬の服用から4か月後、最後の凍結卵を移植したところ、無事に着床されご妊娠。
妊娠中も母体の健康と赤ちゃんの健康のために、38週まで漢方薬を継続され、無事にご出産。
母子とも健康で、本当に良かったです。
産後ご挨拶にも来てくださいました。
非常に厳しい状況ながらも漢方薬を信頼して真面目に服用してくださったことで結果につながり、また妊娠中も漢方のケアを続けたことで、非常に素晴らしい結果に結ばれたと感じています。
この症例をご覧になった方へ
併せてぜひこちらもご参照ください
更新日:2024-07-02