腎臓病が気になる方が飲酒時に気を付ける事とは？！

腎臓病とアルコールの関係は、腎臓の健康を守るうえで非常に重要なポイントです。
アルコールは適量であれば健康的な生活の一部になりうることもありますが、過剰摂取は腎臓をはじめとするさまざまな臓器に悪影響を及ぼします。

〇脱水の原因になる
アルコールには利尿作用があり、尿の排出を促進するため体が脱水状態になりやすいです。
腎臓は体内の水分バランスを調整する働きを持っていますが、脱水が続くと腎臓に負担がかかります。

〇血圧を上昇させる
過剰なアルコール摂取は血圧を上昇させ、高血圧は腎臓にダメージを与える大きな原因の一つです。

〇腎臓のろ過機能に影響を与える
アルコールは血中の老廃物の排出をつかさどる腎臓に負担をかけるため、腎臓が本来の役割を十分に果たせなくなる可能性があります。
※腎臓病の治療に使われる薬の中には、アルコールと相互作用を起こすものがあります。
例えば、血圧を下げる薬や抗炎症薬（NSAIDs）を服用している場合、アルコールが薬の効果を妨げたり、副作用を強めたりすることがあります。

腎臓病予防の観点から、以下のお酒は控えめにすることをおすすめします：

〇アルコール度数が高いお酒
• 日本酒やワインなど発酵酒はアルコール度数が10～15％程度あり、飲む量が多くなると腎臓に負担がかかりやすいです。
• 特にストレートやロックで飲む場合は注意が必要です。

〇糖分の多いお酒
糖分の多いお酒はカロリーが高く、腎臓に負担をかけるほか、生活習慣病を悪化させるリスクもあります。
• 甘いカクテル（ピニャコラーダ、マルガリータなど）
• デザートワインやリキュール
• 甘味料が含まれるチューハイ（特に缶チューハイ）

〇プリン体が多いお酒
• 通常のビールや一部の発泡酒はプリン体を多く含むため、尿酸値が高い人や腎臓病のリスクがある人は注意が必要です。