妊活中です。正しいタイミングの取り方を教えてください。
「排卵日の5日前から1日おきを目安にタイミングをとりましょう」
妊娠するにはタイミングの時期や回数が重要です
妊活を始められるカップルでよく耳にするのが排卵日に合わせたタイミングにこだわりすぎることです。
確かに、排卵日を正確に知ることは重要なことです。しかし、その日に、こだわりすぎることで夫婦間の気持ちのわだかまりやトラブルに繋がることも多々あります。
まずは排卵日を毎月生理から何日目頃に起こっているか調べたら、排卵日の5日前からタイミングをとるようにしてみてください。
実際には、年齢や健康状態、生活リズム等によって各家庭で回数は変わると思います。
不妊カウンセリング学会の資料より
排卵日の5日前から妊娠率が上がっていき、排卵日前々日から当日に一番妊娠率があがります。そして排卵日を過ぎると妊娠率は0になります。
また、妊娠しやすい時期である排卵日5日前~排卵日当日の6日間での性交回数が多いほど妊娠率は高まります。そのため、6日間の間で1日おき・3回以上のタイミングをとるのがいいでしょう。
排卵日には個人差があります
周期が安定している方の場合には、生理開始日の14日前±2日ころが排卵日だと推測できます。そのため28日周期の方の場合、12~16日目の辺りが排卵日となります。
もし、おりものが増えるのが分かるようでしたら、おりものが増えるのは排卵日までのため、おりものの変化で排卵日が予測しやすくなります。
例えば28日周期の方で、14日目頃が排卵日でしたら、排卵日5日前=生理開始から9日目からタイミングをとり始めましょう。30日周期の方で、16日目頃が排卵日でしたら、生理開始から11日目からタイミングをとり始めます。
一方で、周期が不安定の場合には、排卵日が予測しにくくなります。
そういった方が排卵日を予測するには、
という主に3つの方法があります。また、おりものの変化も排卵日の予測に役立ちます。
基礎体温の測り方、つけ方については、こちらをご参考ください。
排卵チェッカーは薬局で購入することができます。自宅で尿検査を行い、尿中のLH(黄体形成ホルモン)の濃度が増えているかどうかを調べます。LH濃度が高くなってから36時間以内に排卵が起こります。基礎体温などで予測した排卵予定日の2~3日前から測定してみるとよいでしょう。
夫婦生活の本質を理解しましょう
夫婦生活は本来お互いを慈しむ行為であり、愛情の交流でもあります。その本質を理解して、妊活においてもぜひ工夫をしてみてください。
ただし、以下のような悩みをお持ちの方は、ぜひ専門家に相談をされることをおすすめします。
更新日:2023-12-02