誠心堂グループの着床鍼
着床に大切な子宮の環境を整えましょう。

着床鍼とは、移植前後に鍼灸治療を行うことで骨盤内血流を増やし、受精卵の着床環境を整えるものです。妊娠の成立には子宮内膜の環境がとても大切で、下腹部・背中・手足に鍼灸治療をすることにより、骨盤内へとつながる経絡を刺激して子宮内膜への血流量を増やします。その結果として、着床に必要な女性ホルモンをしっかり送り届ける環境作りを行っていきます。
ストレスが多い状態は、着床率の低下に繋がります。
ストレスホルモンが多い状態では、女性ホルモンがうまく働くことができないため、受精卵の着床にも大きく影響します。また、ストレスの抱えすぎや睡眠の質の低下、目や頭の使いすぎは、交感神経を興奮させるため血流を悪くさせます。鍼灸治療により、副交感神経を高めることでリラックスすることができ、血管の収縮を防ぐことで子宮内膜への血流状態を改善します。
以下のグラフは、体外受精の前後に鍼灸治療を行うことで妊娠率が大幅に上がるという研究結果をドイツと中国の研究チームがまとめたものです(米国生殖医療学会誌2002年4月)。

体外受精と鍼灸治療を組み合わせて行うことで、妊娠率や出産率の増加、流産率や子宮外妊娠率の減少が期待されることが分かります。
米国国立医学図書館(U.S.National Library of
Medicine)が提供する医学文献データベースにおいても、不妊に対する鍼灸治療の効果を検証した研究が大変多く報告されています。

着床鍼のスケジュール
体外受精や顕微授精の胚移植における鍼灸治療は、着床前後4回の来院をお勧めしています。
※胚盤胞や初期胚の移殖で来院してもらうタイミングが変わってきますので鍼灸師にご相談下さい。
妊活をされている方は体質的に「妊娠する力」・「妊娠を維持する力」が弱い方が多いのが実際のところです。生理不順や生理痛、基礎体温(BBT)の乱れ、子宮筋腫や子宮内膜症などがある方はもちろんの事、体質が弱い方は着床鍼だけでなく平時より鍼灸治療を行うことで体質をベースアップさせることが大切になります。
身体の状態に合わせて月2~4回の通院をお勧めしています。