妊娠期に積極的に摂りたい栄養素とは?!part3
意識して摂りたい食物繊維
妊娠期に積極的に摂りたい栄養素の中の一つ
それは「食物繊維」!


食物繊維は腸をきれいにし便秘の改善にもおすすめです。
食物繊維は老廃物を排出し、腸の働きを活発にしてくれます。
体内には吸収されませんが、腸内の善玉菌のエサとなり、健康のために重要な役割を果たしています。
食物繊維には2種類あります。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。
それぞれに働きが異なるので、バランスよく摂取するのがおすすめです。
水溶性食物繊維→果物・海藻・こんにゃくなどに多く含まれ水に溶けやすい性質です。
小腸での栄養素の吸収を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあります。
他にも、コレステロールやナトリウムを排出する働きがあるので、生活習慣病が気になる方にもおすすめです。
不溶性食物繊維→野菜・きのこ・雑穀などに多く含まれ水分を吸収して便の容積を増やします。
便が増えると大腸が刺激され、ぜん動運動が活発になり便の排出を促します。
ただし、雑穀米や玄米、シリアルを食べすぎるとぜん動運動が過敏になり、便がより硬くなることもあるので気をつけましょう。
一日の推奨摂取量は18g以上とされています。
アボカド(1/2個) | 3.7g |
納豆(1パック) | 3.4g |
ゴボウ(1/3本) | 3.4g |
切り干し大根(10g) | 2.1g |
エリンギ(50g) | 1.7g |
わかめ(5g) | 1.6g |
ひじき(3g) | 1.6g |
しめじ(50g) | 1.5g |
バナナ(1本) | 1.0g |
食物繊維だけじゃない!
便秘の時におすすめの栄養素とは?!!
便秘時には、食物繊維がおすすめですが、
もうひとつおすすめしたい栄養素があります。
それは「マグネシウム」です。
マグネシウムは海藻や、大豆製品に多く含まれます。ぜひ、マグネシウムも意識してみてください。
◎マグネシウムを多く含む食材
わかめ、ごま、焼きのり、アーモンド、カシューナッツ、切り干し大根、油揚げ、くるみ、玄米、あさり、落花生、枝豆、木綿豆腐
◎100g当たりの食物繊維の多い食品
食物繊維が多い食品 | 水溶性 | 不溶性 | 総量(水溶性+不溶性) |
---|---|---|---|
粉寒天 | ― | ― | 79 |
あおのり | ― | ― | 35.2 |
あずき(ゆで) | 0.8 | 11.3 | 17.8 |
大豆(きな粉) | 1.9 | 15 | 16.9 |
干し柿 | 1.3 | 12.7 | 14 |
おから | 0.4 | 11.1 | 11.5 |
オートミール | 3.2 | 6.2 | 9.4 |
大麦 | 6 | 2.7 | 8.7 |
大豆(国産ゆで) | 0.9 | 5.8 | 8.5 |
糸引き納豆 | 2.3 | 4.4 | 6.7 |
ごぼう | 2.3 | 3.4 | 5.7 |
アボカド | 1.7 | 3.9 | 5.6 |
わかめ(戻し) | ― | ― | 5.6 |
オクラ | 1.6 | 3.6 | 5.2 |
えのき | 0.4 | 3.5 | 3.9 |
切干大根(ゆで) | 0.6 | 3.2 | 3.7 |
ぶなしめじ | 0.3 | 3.2 | 3.5 |
カリフラワー | 0.4 | 2.5 | 2.9 |
たけのこ | 0.3 | 2.5 | 2.8 |
ほうれん草 | 0.7 | 2.1 | 2.8 |
にんじん | 0.7 | 2.2 | 2.7 |
キウイフルーツ | 0.6 | 2 | 2.6 |
キウイフルーツ(緑) | 0.6 | 2 | 3.9 |
さといも | 0.8 | 1.5 | 2.3 |
さつまいも | 0.6 | 1.6 | 2.2 |
こんにゃく | 0.1 | 2.1 | 2.2 |
ごはん(玄米) | 0.2 | 1.2 | 1.4 |
※「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
公開日:2024-02-13
更新日:2024-02-13