貧血対策とは?!

妊娠期に気を付けたい症状の一つ

それは「貧血」!

病気がみえる産科グラフ

妊娠中は胎盤にも血液を送る必要があることから、血液量が増え、成分比率が変わります。

血液中の水分量は約1.5倍、赤血球量は約1.2倍と相対的に赤血球の割合が減って、薄くなります。

また、母体に蓄えられていた鉄が赤ちゃんに優先的に送られるので貧血になりやすくなります。

鉄欠乏性貧血になると、動悸やめまいなどの症状だけでなく、赤ちゃんの成長にも影響してきます。

妊娠期だけでなく、産後の母乳は血液からつくられるので、産前産後は貧血対策がとても重要です。

病気がみえる産科グラフ

貧血対策!

①動物性食品(赤身の肉や魚)に含まれるヘム鉄を積極的に摂る

植物性食品の非ヘム鉄は、吸収率が低いので、動物性がおすすめです。
さらに、パプリカやレモンなどのビタミンCや大豆製品、肉、魚などのたんぱく質と一緒に摂って、吸収率をUPさせましょう。


②ヘモグロビンの原料になるたんぱく質をしっかり摂る

大豆製品、肉、魚などのたんぱく質は赤血球中のヘモグロビンの材料になり、また鉄の吸収をUP!


③葉酸もしっかり摂る

枝豆、菜の花、ブロッコリーなど葉酸やビタミンB12の不足によっても貧血になる場合があります。
▼葉酸をたっぷり摂るには!?
https://www.seishin-do.co.jp/pregnancy/column_kato/002w/


▼サプリメントを使用するのもよいですね。
妊娠期に積極的に摂りたい栄養素の中の一つ
妊娠期に積極的に摂りたい栄養素の中の一つ

◎管理栄養士がお勧めするレシピ

10分でできる!!かつおのたたき茶漬け

かつおには鉄が多く含まれ、ビタミンCを多く含む水菜と一緒に摂ることで吸収率UP!!
水菜には葉酸も多く含まれ、生で食べることができるので、加熱に弱いビタミンCや葉酸を効率よく摂ることができます。

かつおのたたき茶漬け
かつおのたたき茶漬け
◆材料(2人分)
  • かつおのたたき 1/2さく(200g)→5mm幅に切る
  • A
  • すりごま 大さじ2
    醤油  大さじ3
    砂糖  大さじ1



  • 水菜 1茎(50g)→3cm長さに切る
  • 焼きのり(8枚切) 2枚→ハサミで細く切る
  • B
  • 熱湯 200cc→ポットにかつおぶしを入れお湯を注ぐ→かつおだし



  • ごはん1膳


  • ◆作り方
  • ①かつおのたたきと調味料Aをボウル(ビニール袋)に入れ、よく和える。
  • ②器にごはん、水菜、焼きのり、1の順で盛り付け、かつおだしBを注ぎ召し上がる。お好みで①で残った漬けダレをかける。




  • 公開日:2024-03-05
    更新日:2024-03-05