睡眠の質を高めるためには?!
“最近眠れない“といったお悩みはないですか?
妊娠中でなくても、不眠のお悩みが多い現代、妊娠中はホルモンバランス、体調や体型などの変化が多く、深い睡眠が十分に得られない方も少なくありません。
睡眠不足が続くと、
・日常生活での注意力が散漫となる
・イライラする
・分娩の際、最後まで体力がもたなくなる
・分娩が長引き、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性も
◆睡眠不足からくる体調不良の原因
中医学では「気」「血」「津液」という物質がカラダを動かすと考えられています。
なかでも「血」は全身を栄養し潤す物質であり、カラダや内臓だけでなく精神活動(ココロ)をも支える物質です。
不眠の原因は様々ですが、妊娠中は「血」が不足しやすく「血」が不足すると「疲れているのに眠れない」「熟睡感を得られない」といった症状や精神不安になりやすくなります。
◆妊娠後期のおすすめの寝姿勢
妊娠していない時と違い、妊娠後期では、お腹が大きくなっているため、姿勢が苦しく眠れない方が非常に多くいます。
妊娠中期から末期にかけて、子宮が大きくなると膀胱が圧迫されて頻尿となり、ぐっすりと眠れない場合もあります。
また、この時期に仰向けの状態を長く続けると骨盤内の大きな静脈が圧迫されて、心臓に戻る血液が少なくなります。
このため一時的に血圧が下がり、気持ち悪くなることがあります。
仰向けでなく左右どちらかの側をむいて休みましょう。
◆睡眠の質を高めるために
◎寝る1時間前にお風呂に入る
眠くなるタイミングには、いくつかの条件があります。
その中のひとつに、“カラダの内部の温度が下がる時に眠くなる”ということがあります。
ですので、寝る時間を考え、寝る1時間前にお風呂に入ると、体温が上昇し、寝る頃に体内の温度がさがり眠くなりやすいです。
◎寝室にスマホを置かない!
スマホのブルーライトは脳を刺激し、交感神経が刺激され、目がさえてしまいます。
寝るつもりでいても、寝室にスマホを置いていると寝る直前まで触ってしまうこともありますよね。
なるべく別室に置くのがおすすめです。またスマホを見ることで「血」を消耗してしまいます。
◎「血」を補う食材をとる
鶏肉、レバー、落花生、イカ、タコ、ほうれん草、人参、ぶどう、プルーン、黒豆
チキンスープも吸収しやすく、おすすめです。
管理栄養士がお勧めするレシピ
◎血を補うレシピ
鶏肉と長芋のスープ
◆材料(作りやすい分量)
◆作り方
◎応用レシピ(一度作れば6日間食べられる!?)
調理例:ミネストローネ
「鶏肉と長芋のスープ」の半量を使用し、野菜や水を足し、味付けする。残りの半量はタッパーに入れ、冷蔵庫で保管することができます。(3日以内に使用)。
◆材料(作りやすい分量)
◆作り方
公開日:2024-05-21
更新日:2024-05-21