セミナー情報

低くないですか？「eGFR」

大切な腎臓を守るために

そもそも「腎臓」って？

どんな働きをしているの？

腎臓の働きが悪いとどうなるの？

「腎臓」は腰より少し上の、背中側にある臓器で、背骨を挟んで左右に対照に一つずつあります。

大きさは大人の握りこぶしぐらいで、重さはおおよそ100～300グラムです。

この小さな臓器「腎臓」が、身体全体のバランスを保ち、健康を守り、わたしたち人間が生命を維持するうえで、とても大切な働きをしています。

腎臓の働きは主に、

1.　血液をろ過して老廃物を身体から排出すること

2.　排出する際に、体に必要なものは再び吸収すること

3.　血圧を調整すること

4.　血液を作る指令をだすこと

5.　体液量やイオンバランスを調節すること

6.　丈夫な骨をつくること

と、さまざまで、心臓、腸、骨などの様々な臓器と関わって体全体をコントロールしています。

ですので、腎臓の働きが悪くなると、尿が出にくくなり、体の中から不要なものを体外に排出できないばかりか、体にとって必要なものを留めておくことが出来なくなるのです。

また、体に必要なホルモンを作れなくなるため、腎臓の働きが損なれると、体全体に影響が及び、合併症などのリスクも上がってしまうのです。

そこで注目してほしいのが、「eGFR」

健康診断の結果やテレビのCMなどで、「eGFR値」という言葉を見聞きしたことがありませんか？

eGFR（推算糸球体濾過量）は、簡単にいうと「今のあなたの腎機能がどのくらいあるのか」を示す値のこと。

腎臓は、いわば体内の浄水装置で、体内で不要になった物質を尿として排出する役割があるのですが、その内部には「糸球体」という多くの血管が糸玉状に密集した部分があり、そこでは休むことなく血液を濾（ろ）過しています。

eGFRは、腎臓が老廃物を尿に排泄する能力を示す数値なので、この値が低いほど腎臓の働きが悪く、ろ過する処理能力が低いということになります。

通常健康な人の場合は、左右の腎臓に毎分約1000㎖の血液が流入し、約100㎖の「原尿（げんにょう）」と呼ばれる濾過液が産出されています。

見過ごしていませんか？

「eGFR」

「eGFRが少し低いくらいだから大丈夫」と思って放っておくと、気づけば一気に透析直前まで進んでしまうことも珍しくありません。

一般的に加齢とともに腎機能は低下するものですが、腎臓が悪くなると腎機能の低下のスピードが速まって弱りつつある腎臓にさらに負担をかけることになります。

一度悪くなった腎臓を元に戻すことはできません。

しかし腎臓が悪くなるスピードを止めることや緩めることはできます。

世界が認める漢方のチカラで

「慢性腎臓病」から体を守る

腎臓の不調は、進行させないためにも早急な対処が必要です。

西洋医学的には人工透析や移植といった治療手段がありますが、それまでに至る経過を遅らせたり、防いだりする直接的な手段はありません。

そこで、ぜひ役立てていただきたいのが漢方の知恵と力です。

漢方は最近はテレビでもよく特集されていますが、世界的な感染症の流行と共に、予防から回復期において、全身のバランスを調整する働きをもつ漢方に期待が寄せられ、医療機関でも用いられる機会が増えてきました。

これは「腎機能」にも言えることで、漢方で全身のバランス調整をすることにより、慢性腎臓病のリスクを軽減し、腎臓を守っていくことで、衰え始めた身体の健康維持が期待できます。

セミナーでは、漢方・鍼灸に精通し、長年漢方相談に携わってきた専門家が中医学の視点から、「eGFRが気になる方のための慢性腎臓病と漢方」についてお話しします。

生命のエネルギーの貯蔵庫「腎」の健康を守る為にぜひ漢方の知恵と力をお役立てください。

～こんな方におすすめ

□　eGFR値が低いと指摘された

□　腎臓のことを知りたい、腎機能が気になる

□　腎臓を守る対策を知りたい

□　腎臓で悩まれているご家族がいる

□　将来の健康を守りたい

□　腎臓や健康にいい食養生や薬膳のことを知りたい

□　腎臓にやさしい生活習慣を知りたい

□　漢方や鍼灸での腎臓対策を知りたい

西野裕一先生

薬剤師・鍼灸師・国際中医師認定A級

株式会社誠心堂薬局 代表取締役

一般社団法人日本中医薬学会 理事

NPO法人日本腎臓病協会会員

◆講演内容◆

中医学の専門家が講演する慢性腎臓病セミナー。

毎月テーマを変えてお話しますので、気になるテーマの回にぜひご参加ください。

腎臓を守るポイント、漢方薬、ツボ、養生などをテーマに合わせてご紹介します。