女性参加者の50%は40歳以上!保健適用で不妊治療への関心が高まる

2022/5/22

木場公園クリニック 吉田淳院長と
誠心堂薬局 趙貞華先生による妊活セミナー開催

株)誠心堂薬局 創業35周年記念妊活セミナー第3弾を開催!
2022年5月22日AP東京八重洲にて、第3弾となる『妊活セミナー~いよいよ始まる!不妊治療の保険適用』を開催致しました。
春から3回にわたり開催してきた高度生殖医療専門医とのコラボセミナーのラスト講演ということもあり、不妊治療中のご夫婦の姿も多く、なかでも女性参加者のうち50%は40歳以上と、年齢による制限がある今回の保険適用制度への関心が強く伺えました。
第一部の講師には、第1、2弾に引き続き、株)誠心堂薬局の中医学アドバイザー 趙貞華(ちょうていか)先生が、不妊症に対する中医学の考え方や漢方・鍼灸の有効性、さらにご自身の相談経験などについて講演されました。
第二部には、東京都江東区にある木場公園クリニック院長である吉田淳(よしだあつみ)先生をお招きし、高度生殖医療の専門医というお立場から、本年4月から開始された不妊治療の保険適用やWithコロナ時代の不妊治療について、わかりやすく丁寧に講演いただきました。


セミナー風景

セミナー風景

第一部 趙貞華先生
「妊娠・出産率を高めるための漢方や鍼灸について」

趙貞華先生
趙貞華先生には、中医学の考えに基づいた漢方薬や鍼灸を用いた不妊治療における考え方についてご講演いただきました。
趙先生は、中医学の専門家である中医学アドバイザーである傍ら、日本の鍼灸師の資格を持たれているため、漢方と鍼灸におけるそれぞれの具体的な治療法や有効性だけでなく、併用することによる相乗効果についてもお話しされました。さらに、早発卵巣不全や黄体機能不全における中医学の有効性に関しても、データを用い、エビデンスに基づいたお話をしてくださいました。
ご自身の相談による体験談の紹介では、AMHが著しく低下している例や子宮筋腫・卵巣嚢腫を併発している例、習慣性流産の例など多岐にわたり、同じような悩みを抱えられている方にとって、とても価値のある講演内容だったかと思います。
中国伝統医学である中医学の漢方と鍼灸の不妊治療におけるポテンシャルを、大いに感じて頂けたのではないでしょうか。


第二部 吉田淳先生「Withコロナ時代の不妊治療」

吉田先生
最先端の知識と設備とハイレベルな不妊治療で不妊に悩むカップルに支持され続けている木場公園クリニック。
吉田先生は、本年4月から開始されたばかりの不妊治療の保険適用について、それまで行っていた自費診療と現在の保険適用における診療法の違いなどを、ご自身の治療経験をもとに詳しくお話し下さいました。
今回の保険適用制度では、費用の大幅な負担軽減があり、日本全国どこでも費用が統一されるなどのメリットがあるため、患者さんが望まれるなら積極的に保険診療で取り組みたいとのお話がありました。
その一方、年齢制限や治療内容の制限があるのも事実であり、保険診療と自費診療の混合診療は認められないため、工夫しながら取り組む必要があることや、難治性不妊の方などは検査や治療法に幅広い選択肢がある自費診療でないと難しいことなど、長年高度生殖医療に携わってきた専門医ならではの見解もお話しくださいました。女性だけでなく、男性不妊の専門医でもある吉田先生からは、不妊における男性特有の悩みや精子や精液検査についての説明も多くあり、男性の参加者がひときわ真剣に話を聞かれている姿も見受けられました。
また、これまでご自身のクリニックにおいて提供されていた、不妊治療に良いと言われる漢方や鍼灸、サプリメントなどについては、保険適用で混合診療が認められなくなったため、このような統合医療についてはこれからは分業の時代になるとのお話がありました。「今後妊娠に良いものはそれぞれで積極的に取り入れてほしい」という先生のお言葉に、ご自身のクリニックだけでなく、漢方や鍼灸などを含めた他分野と力を合わせながらより大きなフィールドを見据え患者様に寄り添っていきたいと考える、先生の患者様ファーストなお人柄を感じることができました。

【セミナーに参加された方からの声】

趙貞華先生のセミナー参加者様の声より
・中医学の効果や実績を知ることができ、体作りをしていく参考になりました。食材など取り入れていきたいです。
・卵子と精子の老化を少しでもゆるやかにするために、様々な治療が必要ということがわかりました。西洋医学と中医学の併用が有効であると分かりました。
・不妊の現状や中医学の有効性がわかりやすかった。

吉田淳先生のセミナー参加者様の声より
・想像していた内容とは少し違う部分について詳しく知ることができました。リアルな現場のお話が聞けて良かったです。
・動画や写真など見ながら、分かりやすくご説明いただきありがとうございました。
・今までの治療と異なる新しい治療法を知ることができ大変有意義でした。

全体を通しての参加者様のお声より
・インターネットでは情報が多すぎて、頭の中では整理が難しい。セミナーだと重要な点を教えてくださるのでわかりやすく、大変助かります。
・保険診療と自費診療は併用できないことを知らなかったので勉強になった。話が軽快で時間もあっという間でした。とても誠実なお人柄が伝わった。
・東洋、西洋医学それぞれのアプローチがきけたこと、保険適用についての新しい現状を聞けてよかった。


セミナーアンケートより

セミナーアンケート

【今回のセミナーを通して】

セミナー集合写真
4月より開始された不妊治療の保険適用は、今まで費用の面から不妊治療に対してハードルを高く感じていた方にとって、前向きに取り組む良いきっかけになっているのではないかと思います。特に若い世代の不妊で悩むカップルにとっては、専門のクリニックに足を踏みいれやすくなっていることは間違いありません。
しかしながらその一方で、今回の保険制度では、保険治療が自費診療と併用できないことや、年齢による治療内容の制限などが存在します。治療を受けるカップルのおかれている状況によっては複雑な治療法が求められる場合、より戦略が必要になったことも確かです。特に、年齢による体外受精の回数制限はとても大きな問題であり、卵子の質や精子の質についての意識や考え方が、今までよりも強くなるのではないかと推察されます。
 漢方や鍼灸といった中医学では、卵子や子宮、精子や精巣にアプローチし、妊娠しやすい身体作りを行うことを得意としており、西洋医学による不妊治療をサポートできる立場にあります。吉田先生の「統合医療は分業時代へ。」というお言葉通り、それぞれの専門性や得意分野を活かし、共同で行う治療の必要性は今後ますます加速するでしょう。誠心堂薬局では、現在行っている治療だけではなかなか上手くいかない方々に、少しでも妊娠の可能性を提供できるよう、今後もスタッフ一同サポートさせていただきたいと思います。



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会社名: 株式会社誠心堂薬局
担 当: 本部 広報担当 片岡 詩麻
電 話: 047-300-2293
メール: s_kataoka@seishin-do.co.jp


誠心堂薬局 本社広報