生理不順、不正出血といった、女性のお悩み相談が例年の4倍。コロナ禍の影響顕著!
2022/10/15
ヘルスケアに漢方を取り入れる女性が増加
新しい生活様式には健康維持が必須
漢方相談薬局、鍼灸院を東京・千葉で20店舗展開している株式会社誠心堂薬局(本社:千葉県市川市、代表取締役:西野 裕一、以下当社)では、お見えになるご相談者のうち女性が8割を占め、婦人科領域のお悩みを多く受けています。その状況から千葉県浦安市にある誠心堂薬局新浦安店(以下、当新浦安店)にて調査を実施したところ、生理不順や不正出血でご相談される人数が例年の4倍に急増していました。
収束の兆しが見えないコロナ禍による環境の変化から、自律神経の乱れ、血行障害、女性ホルモンバランスの乱れが起こり、女性ヘルスケアのお悩みが増加傾向にあると考えます。漢方では、体内環境を整えることで、外的環境の心身への負担を軽減し、月経を整えることが期待できます。
コロナ禍と女性ヘルスケアの背景
一般的に、月経のトラブルは、婦人科疾患だけではなく、過度なダイエットや心理的ストレスといった様々な要因が影響することが知られています。そんな中、新型コロナウイルス感染症の流行により、新型コロナウイルスへの罹患や行動制限、就業状況やライフスタイルの変化といった環境変化の負担から月経周期に影響を及ぼしている可能性が考えられていました。また諸外国では新型コロナウイルスワクチン接種の副反応のひとつとして、月経異常(生理不順や不正出血など)の報告があがっています。日本でも国立成育医療研究センターを中心とした疫学調査が開始されており、コロナ禍を取り巻く要因と婦人科トラブルとの関連が注目されてきています。(参考:https://www.ncchd.go.jp/press/2022/0712.html)
漢方相談をされた方の声
当新浦安店で新型コロナウイルス感染症の流行以降に、婦人科トラブルについて漢方相談をされた方からは、以下のようなお声を実際にいただきました。「コロナに対して不安感やストレスが悪化し、気が付くと生理周期が乱れ始め、さらにもともとあったPMS(月経前症候群)と呼ばれる生理前の症状が悪化してしまった。」
「外出が規制され同僚や友人とも会えずに在宅ワークで1人パソコンに向かう生活。そんな生活が約2年も続き孤独感が強くなった。精神的に落ち込んでいる自分が嫌で受け入れられずに眠れない夜も増えてしまった。食事も楽しくなくなり髪もパサつき始めた頃には生理が2ヵ月来ていなかった」
「生理が重なると集中力が保てずに仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことが増えてイライラが強くなったり、在宅ワークが長くメリハリのない生活で夜中までダラダラとパソコンに向かっているために集中力が低下。これまでにないミスを起こしてしまい、更にイライラが強くなった。」
コロナ禍に関わらず、月経のトラブルについて職場では相談しにくいという特性も見られます。女性特有の現象だけに職場の上司が男性だと相談しにくく生理痛が重くても職場に伝えにくい、同性の上司であっても生理期の不調の経験に乏しい場合も理解度は低いというのが実情のようです。
「周りに気を遣わせてはいけないという思いもあるし、生理で休むことへの遠慮もある。ただ、誰にも話せないままこの状態が続くのは辛いため、何とかしたいが婦人科に行くのはハードルが高い。」
このようなことから、徐々に体調が追い込まれやすく、さらにコロナ禍の負担により、悩まれる方の母数が増えていると考えています。
東洋医学と女性ヘルスケア
通常の西洋医学では、月経の異常が見られた場合、婦人科疾患の有無、妊娠希望などを考慮して治療方法を選択し、疾患の問題が見られない場合、ピルなどのホルモン剤の投与や経過観察といった消極的な方法が選択されます。一方、東洋医学では、体がバランスを崩して月経異常が起こっていると捉えますので、疾患の有無に関わらず、不調を改善するための体質改善をお勧めします。東洋医学で考える月経不調の要因としては、食事からの栄養不足、過労、ストレス、睡眠不足、目の使いすぎ、過度の運動・筋トレ、過度のダイエットなどが挙げられます。コロナ禍という外的環境を変えることはできませんが、東洋医学では自律神経の乱れ、血行障害、ホルモンバランスの乱れといった体調を整え、環境変化やストレスに負けない体質作りを行うことができます。生理周期の乱れや不正性器出血を軽視し改善しないまま過ごしてしまうことで、症状をさらに悪化させるだけでなく、不妊の原因になったり、精神疾患に繋がってしまったり、その他重い病気を見落としたりすることにもつながることが懸念されます。
当社では、女性の月経異常や、生理に伴う精神的症状についても、正しい知識を習得したスタッフがいつでも的確に漢方アドバイスを行える環境を整えています。不調を抱えずに早めにご相談ください。
生理不順とホルモンバランスの乱れについて
https://www.seishin-do.co.jp/symptoms/menstrual-irregularity011/
今後の展開
女性の健康に、生理周期は非常に大切な役割を果たしています。月経不調は、ホルモンバランスの乱れだけではなく、婦人科疾患や不妊、精神症状など多くの不調とつながっています。環境変化やストレスなどから月経の不調が起こりやすいことを多くの方に知っていただき、実際に不調になった場合に備えて、女性が気軽に相談できる環境を整える必要があると考えます。当社は引き続き、女性が健康で過ごせるように、医療や健康サービスの提供に尽力してまいります。本件に関するより詳しい内容をご希望でしたら、当社ではマスコミの方の取材お申し込みを随時受け付けておりますので、是非お問い合わせください。
【取材依頼・お問い合わせ先】
会社名: 株式会社誠心堂薬局
担 当: 本部 広報担当 片岡 詩麻
電 話: 047-300-2293
メール: s_kataoka@seishin-do.co.jp