妊活サポートに力を入れる誠心堂薬局が2022年の妊娠者数を発表

2023/3/14

妊娠者370名のうち40歳以上は106名
2年連続100名超え

漢方・鍼灸による体質改善で妊娠しやすい体質へ

漢方相談薬局、鍼灸院を東京・千葉で20店舗展開している株式会社誠心堂薬局(本社:千葉県市川市、代表取締役:西野 裕一、以下 当社)は、2022年に誠心堂薬局を利用して妊娠された方の集計結果を、2023年3月9日に発表しました。妊娠者数は370名、そのうち女性の妊娠年齢は23歳~48歳で、40歳以上の妊娠者数は106名と2年連続で100名を超えました。(2021年の40歳以上の妊娠者数105名)



誠心堂グループ妊娠者370名の妊娠年齢

<誠心堂グループ妊娠者370名の妊娠年齢>



誠心堂グループでは30年以上にわたり、妊活サポートに力を入れており、集計を開始した2005年からの累計妊娠者数は5,838名となりました。

日本の出生数における現状

2023年2月28日に厚生労働省より2022年出生数の速報値が発表され、80万を下回る79万9,728人と報告されました。また同日岸田首相も「危機的状況だと認識している」と述べ、日本の人口減少に対して早期の対策が望まれています。日本では婚外子が少なく、結婚がその後の出産に直結する傾向があり、婚姻数の減少が影響しているとも言われています。

そんな中、妊娠を望んでいるにも関わらず、なかなか赤ちゃんを授からず不妊に悩んでいるご夫婦の割合が年々増えています。厚生労働省の調査によると、カップルの2.9組に1組は不妊を心配し、5.5組に1組は不妊治療を受けられていると報告されています。これには、女性の社会進出や晩婚化、生活習慣の変化といった要因も関係していると考えられ、妊娠を望むカップルのサポートは社会的に大きな課題です。



妊娠イメージ画像


中医学で考える妊活のための体質改善

中医学では体質を見極めるための考えが色々あり、そのうち良く用いられているものに、体の機能である「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」の状態をみる「臓腑弁証(ぞうふべんしょう)」と体内の栄養バランスをみる「気血津液弁証(きけつしんえきべんしょう)」があります。

妊活において「臓腑弁証」では「腎」という臓腑が重要です。「腎」は生命エネルギーを蓄えていて、成長、発育、老化、ホルモンと深く関わっています。女性は7の倍数で「腎」の力が変化すると言われ、産まれてから徐々に増えたエネルギーは21歳~28歳でピークとなり、35歳から徐々に衰えていきます。これは、高度生殖医療のデータにおける35歳以上から妊娠率が下がり、流産率が上がるという結果とも一致します。「腎」の力を補うための方法を「補腎(ほじん)」と言い、漢方薬や鍼灸治療を用います。この考えを活用し、当社では35歳以上の妊活サポートに力を入れて取り組んでいます。

「気血津液弁証」では、「気」「血」「津液」という体に必要不可欠な成分が充分に足りているか、体全身を巡っているかを確認し、その結果を6つの体質に分けて考えます。このうち女性では「血」が不足している「血虚(けっきょ)」体質の方が多くみられます。なぜなら女性には生理があり、「血」との関係が深いためです。そのため「血」が充分に満たされている「血余(けつよ)」の状態であれば、妊娠、出産、産後がスムーズで健康で過ごせると考えます。当社では、血余の考えで妊活サポートだけでなく、妊娠から産後までトータルでサポートできる体制を整えています。



誠心堂薬局の取り組み

当社では30年以上にわたって妊活サポートに力を入れており、自然妊娠を望む方や不妊治療を受けられている方などをサポートしてきました。特に35歳以上、40代の女性においては、高度生殖医療でも妊娠率が下がり、流産率が上がるという結果があり、加齢による卵子の質の低下は西洋医学においての課題ともなっています。そんな状況から、当社で妊活サポートを希望される方では35歳以上のご相談が8割を占め、40歳以上の妊娠者が100名を超えています。当社の妊活サポートでは主に3つのメソッドを活用しています。(1)補腎活血法(ほじんかっけつほう)、(2)周期調節法(しゅうきちょうせつほう)、(3)誠心堂オリジナル三焦調整法(さんしょうちょうせいほう)です。これらを画一的に行うのではなく、お一人お一人にオーダーメイドの組み合わせでご提案しています。特に妊活における課題や体の状態は異なり、検査や診断結果といった客観的な情報と丁寧な聞き取りによる心身の自覚的状態を総合的に捉えることが大切です。

当社では、中医学に精通している中医学アドバイザー、薬剤師、鍼灸師がチームを組んでサポートにあたります。それにより多角的な視点でのアドバイスやフォローを可能とする当社特有のフォローシステムがあります。スタッフは、西洋医学の専門医との連携やセミナーの開催により不妊治療に関する知識も有しています。そのため、病院での不妊治療を受けながら漢方や鍼灸を望まれる方に対して、併用するメリットを活かしたサポートも行っています。海外では西洋医学と中医学を併用する中西医結合が進んでおり、当社は上海中医薬大学との連携により、中西結合医療への理解を深める研修も行っています。

誠心堂オリジナル三焦調整法


今後の展開

不妊で悩まれている方へのサポートを充実させることは、社会的な課題である出生数の低下の抑制に期待できます。何千年もの歴史の中で培われてきた中医学の考えを活用し、今後もお悩みの方のお役に立てるように精進してまいります。



本件に関するより詳しい内容をご希望でしたら、当社ではマスコミの方の取材お申し込みを随時受け付けておりますので、是非お問い合わせください。

【取材依頼・お問い合わせ先】
会社名: 株式会社誠心堂薬局
担 当: 本部 広報担当 片岡 詩麻
電 話: 047-300-2293
メール: s_kataoka@seishin-do.co.jp


誠心堂薬局 本社広報