東洋医学の知識を生かした「熱中症対策キャンペーン」を実施!
2023/06/23
~気が付かないうちに引き起こされる室内熱中症を防ごう~
漢方相談薬局、鍼灸院を東京・千葉で20店舗展開している株式会社誠心堂薬局(本社:千葉県市川市、代表取締役:西野 裕一、以下 当社)では、2023年7月31日(月)まで「熱中症対策キャンペーン」を開催します。例年に比べ早い時期より熱中症患者が増加し、特に室内熱中症の方が増えていることを受け、個人に合わせた養生法についてアドバイスし、地域の皆様の健康に役立つことを目的としています。
誠心堂がサポートします
■熱中症の現状
熱中症は、急激に気温や湿度が高まることから体内に熱がこもり体温調節ができにくい状態や、急激な運動によって体内の水分量が不足するなどの状態で起こりやすくなります。夏の時期に限らず、気候変動の激しい時期には十分な注意が必要です。特に高齢者においては体表で温度を感じる機能の衰えから暑さを感じ取りにくく、体がSOSを出していても気付くのが遅れてしまい搬送されるケースも見られます。
総務省消防庁調べによると2023年5月15日(月)から21日(日)までの期間で搬送された方の中で65歳以上の高齢者が全体の過半数を占めています。高齢者は体温を感知する機能の低下から、ご自分の体温が異常に上がってしまっている事に気付くまでに時間がかかり、気が付いた時には脱水症状が始まってしまうケースが多いようです。特に2023年は光熱費の高騰による影響で室内熱中症になる方が増えると予想されています。
参考:救急搬送数が前年比6倍に、東京が全都道府県で最多。
(総務省消防庁/熱中症情報 救急搬送数の前年同期比)
htpps://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html
2022年7月に熱中症で救急搬送された人数は全国で27,000人を超えますが、そのうち約4割の方が室内で熱中症になったケースでした。当社店舗を利用されているお客様からは「調理中、気づかぬうちに熱中症を引き起こしていた」という声も上がっています。また2022年、当社で実施した『熱中症に関する意識調査』の結果では、熱中症になった方の割合が47名中15名となり、約3割の方が熱中症を経験されていることが分かりました。
室内でも熱中症
■熱中症になりやすい方の3つの傾向
1 水分摂取が1日500ml前後に留まっている。
2 睡眠時間が平均5時間ほど。
3 日常生活、仕事環境に関わらず屋外での生活が多い。
熱中症は誰もが発症する可能性があり、重症化してしまうと危険を伴います。一般的に知られていることとして、暑い日の外出時や運動時は、自分の体調をよく観察し水分補給をこまめに行う必要があります。ところが室内や非運動時においても、熱中症の起こるケースが多発しています。室内においても、エアコンや扇風機などを使って部屋の温度を適切に保つことが重要です。さらに、熱中症を避けるために日頃からご自身の体調や体質を理解してメンテナンスを行っておくことが大切です。
■東洋医学で考える熱中症
東洋医学には『未病先防』という言葉があります。これは、病気ではないが生じている不調や症状に対して、病気になる前に対策をとることを言い、現代での「予防医学」にあたる考え方です。病院に行くほどでもない症状や病気の一歩手前の段階に、体や生活の見直しを行うことで体調を整えることが期待できます。
熱熱中症は、暑さや湿度といった夏の気候によって体に余分な熱が急激にこもった状態です。そして熱の影響で、体内のエネルギーや水分が不足し、急激に症状が現れます。そのため、普段より体のエネルギーや水分を補ったり、内臓の働きを整えたりする養生が必要です。そこで夏の養生の基本として、エネルギーである「気」と水分である「津液」を両方補います。よく用いられる漢方薬としては、生脈散、清暑益気湯、白虎加人参湯、天王補心丹、清心蓮子飲などがあります。また、熱が過剰になっている場合や、動悸、息切れ、胃腸症状などの他の自覚症状についても確認して、個人個人の体質に合わせた漢方薬を選択し、使い分けることが大切です。漢方薬の服用を希望される場合には、漢方薬の専門家に必ずご相談ください。
エネルギー
■『熱中症対策キャンペーン』2023年7月末まで
熱中症に関する当社の取り組みとして、2023年6月7日(水)から2023年7月31日(月)まで『熱中症対策キャンペーン』を開催します。キャンペーン期間中に当社店舗にご来店いただきますと、体質チェックの上で、その方それぞれに合った養生法の冊子をプレゼントいたします。より多くの方に室内熱中症について知っていただき、地域の皆様の健康に役立てられますようにキャンペーンを開催いたします。
■今後の展開
世界的な気候変動の影響により、例年よりも早い段階で暑さへの対策が必要とされています。季節による不調は日ごろから個人にあった養生の対策をとり、不調への理解を深めることが大切です。今後も熱中症をはじめとする季節の不調の対策は欠かせません。当社は地域の相談薬局としての責務を担い、今後も地域の皆様の健康維持のお手伝いを引き続き行って参ります。
本件に関するより詳しい内容をご希望でしたら、当社ではマスコミの方の取材お申し込みを随時受け付けておりますので、是非お問い合わせください。
【取材依頼・お問い合わせ先】
会社名: 株式会社誠心堂薬局
担 当: 広報事業部 片岡 詩麻
電 話: 047-300-2293
メール: s_kataoka@seishin-do.co.jp