症例報告 整形
■s-004 52歳 男性 慢性的な疲れと首肩こりが軽減し日常生活が元気に過ごせるようになった
来店動機&治療状況
主訴症状 |
慢性的な疲れ・首肩こり・むくみ |
検査結果 |
特になし |
随伴症状 |
夢が多い(仕事の夢も見る)・物音で目が覚める・動悸・膨満感・残便感 |
鍼灸治療方針
仕事から解放される日が無い為常に緊張状態にあり心身ともに疲労状態。痰湿と瘀血により首肩こりも強く出ているため首肩の筋肉を直接緩めると共に、疏肝することで気の流れを整えリラックスしやすい状態にし、血流を促進し水分代謝を高める事でむくみやコリを解消していく。
弁証:肝鬱気滞・痰瘀互結
治療原則:疏肝解鬱・活血化瘀・化痰利湿
結果・総論
鍼灸治療ペース:始めの2か月は週1ペース。そのころには体調が落ち着いてきたので2週に1回ペースにし、現在は休日も運動が出来体調も良くなっているが仕事の負荷は変わらないため体調を維持するために3週に1回ペースを基本に体調管理を行っている。
鍼灸治療の経過:治療開始後少しずつ休日に動けるようになって首肩も楽になり、朝も目覚ましより前に目覚めなくなっていった。2か月目で全体的な体調は整ってきて現在は体調管理で来院中。
仕事が忙しく休日もメールチェックなどで仕事から離れる日が無い。平日は仕事で毎日飲酒。仕事の緊張から解放されることが無い為肝鬱気滞となり気が動かない。お酒と運動不足により痰瘀互結となっていた。
気持ちが解放されずに慢性的な疲労感が生じていると共に、浮腫みと血流が滞りやすい状態であるためなり慢性的な首肩のコリを起こしていた。
首肩の筋肉を直接緩めると共に、疏肝することで気の流れを整えリラックスしやすい状態にし、血流を促進し水分代謝を高める事で首肩が凝りにくく心身ともに動けるようになってきた。
報告者名 上原康嗣
報告日 2020.10.28
■s-003 62歳 男性 五十肩が改善されました
来店動機&治療状況
主訴症状 |
去年8月頃に、睡眠時の寝返り時、左肩に激痛が走った。病院のレントゲンは問題なく五十肩の診断。通院して良くなっていたが、ここ1-2カ月前に急な振り返り動作をして再発した。 |
検査結果 |
再発してからは病院に行っていない |
随伴症状 |
他症状は特に見受けられないが、左肩は夜間痛があり、屈曲動作145°で疼痛+、結帯動作制限+ |
鍼灸治療方針
脈が沈虚、舌は舌尖やや紅舌 歯痕、少苔、舌下静脈怒張
弁証:気血不足、瘀血
治療原則:気血相補、活血
結果・総論
鍼灸治療ペース:鍼灸治療を週1回のペースで行い、可動域測定や夜間痛の有無を確認する
鍼灸治療の経過:
鍼灸治療1ヶ月
屈曲動作165°(肩関節の前面に拘縮が伺える)、治療直後は170°まで挙がる
夜間痛は奥様曰く寝ていると寝返り時に痛そうにしている
鍼灸治療2ヶ月目
夜間痛が気にならなくなってきた。
生活上は問題無いが、まだ肩の屈曲時に腕が挙がりきらないので、現在も鍼灸治療は現在も続けている
五十肩自体は程度にもよりますが、長期的な経過をみる疾患です。 ①炎症(痛み)と拘縮(動きの制限)が両方強い炎症期→②痛みはさほど無いが動きの制限は強い拘縮期→③痛みが無くなり動きの制限も改善する回復期 と3つの経過を辿る事が多く、軽傷では数カ月、重度では1年~2年かかる場合もあります。
今回の症例では疼痛の程度はそこまで重度ではないので緩解期とみました。筋肉や姿勢を支えるのに必要な気血が睡眠質の低下なども含め不足してしまい、それに加え動作制限がかかる事で瘀血が生じたと考え施術しました。
鍼灸は動作改善を含めた五十肩改善までの期間を早めるのに有効である。
報告者名 小野康平
報告日 2020.10.27
■s-002 40代 女性 腰痛
来店動機&治療状況
主訴症状 |
10年前にぎっくり腰、通年腰痛。常に痛く、温冷の変化分からず。本日来院した際は、腰部L23の高さの痛みと、左下肢前面のしびれ訴え。座位の仕事や重い荷物の運搬仕事。 |
検査結果 |
特になし |
鍼灸治療方針
腰の凝り疲労。右骨盤前傾に傾き少々。しかし下肢症状は左。左右骨盤のアンバランスを整える。腰部殿筋部の緊張ほぐす。
弁証:経絡不通 腎虚
治療原則:疎経活血 補腎
結果・総論
鍼灸治療ペース:1回で大分楽とのこと、次回また何かあれば連絡お願いした。その後LINEで改善の報告。
鍼は経験者なので、2番針使用で腰臀部のみパルスで通電+腰部籠灸で筋肉緩め、動きやすい状況に持っていき。痛み緩和へつながる。
報告者名 岡田陽子
報告日 2020.10.13
■s-001 37歳 男性 ゴルフスイングでの首の激痛が治った
来店動機&治療状況
主訴症状 |
2019/8月ゴルフスイングで激痛 |
検査結果 |
特になし |
随伴症状 |
冷え、腹痛 |
鍼灸治療方針
突発的なゴルフスイングにより筋腱を痛めており、数日で炎症はとれたものの普段の練習によって首の硬結部に痛みが生じている。そのため局所を治療しつつ柔軟性を出しなりにくい身体づくりを行う
弁証:脾虚痰湿、肝鬱
治療原則:健脾利湿、疏肝理気
結果・総論
鍼灸治療ペース:鍼灸治療を週1回のペース
鍼灸治療の経過:
鍼灸治療1ヶ月目
痛みは無くなったが首を回旋すると違和感、いつも下痢だったのが形になってきた
鍼灸治療2ヶ月目
痛みが練習後もなくなった。回旋時の違和感もマシになってきた
鍼灸治療2.5か月目
痛み、違和感が全くなくなり、ゴルフスイングも動けるようになったおかげで飛距離が伸びている
ほぼ毎日快便になりスッキリ
炎症が無かったため筋の硬結部に鍼を行いストレッチしたことで、柔軟性が増し痛みと違和感が出なくなった。また食事指導、筋トレ指導により早く効果が出たものと思われる。
報告者名 小林大輝
報告日 2020.10.11