長い妊活期間“子供を産みたい”思いに向き合い妊娠

―妊活はいつから？

結婚を機に妊活をはじめましたが、2年くらいたっても妊娠せず、子供ができにくいのかなと考えるように。自然妊娠を望んでいたので、いろいろと調べるなかで漢方での体質改善にたどり着きました。

―実際に漢方を服用して、どうでしたか？

まず風邪をひきにくくなり、肩こりもだいぶ良くなりました。

漢方の煎じ薬は、同居している母親に煮出すのを手伝ってもらえたので助かりました。少し困ったこととしては、煎じているときの漢方の独特のにおいが気になったり、歯にくっつきやすい漢方が出たりしたことがあります。正直、味は何とも言えない味でしたが頑張って服用を続けました。

―妊娠までの思いについて教えてください。

漢方をはじめてからも、すぐには妊娠に至らず、漢方の先生には長くお世話になりました。

「子供が欲しい」、「自然妊娠にこだわりたい」、「病院治療には抵抗がある」、という私の思いの中で、結果的に一番大事なのは「子供を産みたい」という気持ちだということに気が付きました。そして、そんな私に病院に通って治療を受けるという手段について教えてくれました。

病院治療をはじめた当初は、一つ一つの治療にハードルを感じ、大変に思いましたし、コロナ禍で病院に行けなくなり、その環境下での妊活に不安を感じている中で、担当の塩野先生には本当に支えていただきました。塩野先生は気軽に話しやすく、自分が抱えている気持ちや会社での出来事なども聴いて下さり、とにかく安心して話ができました。自分の状況を話すことで前向きになれ、妊活期間は長かったですが苦にはなりませんでした。塩野先生がいなかったらこんなに頑張れなかったと思います。

―妊娠から出産までのことを教えてください。

結果的に、体外受精にて妊娠することができました。妊娠中はつわりもほとんどなく、体調を崩すこともなく、体調良く過ごせました。やや血圧が高めといわれていましたが、大きなトラブルはなく、そのまま出産に臨めました。破水後、なかなか陣痛がこなかったので不安な中、帝王切開に。赤ちゃんの声が聞こえたときに、“本当に産まれたんだ”と実感が湧きました。とにかく元気で産まれてくれることを願っていたので会えてとても嬉しいです。

―妊活を同じように頑張っていらっしゃる方へ応援メッセージをお願いします。

妊活中は、生理が来るたびに凹んで、八つ当たりもしましたし、友人の妊娠報告に素直に喜べない自分がいました。今思うと、努力を続けることで何とか自分を励ましていたのだなと思います。最初は体外受精をするつもりもなく病院に通っていたので、いろいろと中途半端になっていたかもしれません。病院に行くタイミングは特に難しく感じました。

妊活の大変さを知っているため、妊活中の方に軽々しく言えませんが、自分自身を大切にしてください。こだわりをもつことや自分で決めることも大事にしつつ、いろいろな方の意見を聞きながら励んでほしいと思います。

こんな私を支えてくださった誠心堂のスタッフの皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

誠心堂　船橋北口店のお客様

取材日：2021年11月25日