正しいファスティングとは

正しいファスティングが元気な身体・内臓(腎臓・心臓・脳・肝臓)・命・美しさへと導く


◆ファスティング(断食)

「16/8法」と「5:2法」の二つの一般的なファスティング方法について


◇16/8法(インターミッテント・ファスティング)

概要

この方法は、1日のうち16時間断食し、残りの8時間で食事を摂るというパターンです。
例えば、夜の8時に夕食を食べた後、翌日の正午まで何も食べず、12時から20時の間に食事をします。


実践方法

食事のスケジュール設定:自分の生活スタイルに合わせて、食事を摂る8時間の時間帯を決めます。
断食期間の維持:16時間の間は、水、無糖のハーブティー、ブラックコーヒーなどのカロリーがない飲み物はOKです。
質の高い食事:食事期間中は栄養バランスの良い食事を心がけ、空腹時に過食しないようにします。


利点

体内のエネルギー代謝が改善され、体脂肪の減少やインスリン感受性の改善に効果があります。
比較的実践しやすく、日常生活に組み込みやすいです。



◇5:2法

概要

1週間のうち5日は通常通り食事をし、残りの2日はカロリー摂取を大幅に制限します(女性は約500kcal、男性は約600kcal)。


実践方法

断食日の選定:週に2日、好きな日を選んで断食日とします。連続していない方が一般的です。
カロリー制限:断食日は、選んだ低カロリーの食事を摂ります。野菜スープやサラダ、少量のタンパク質が含まれた食品など。
通常食事日:残りの5日は通常通りバランスの取れた食事をしますが、過度に食べ過ぎないように注意します。


利点

カロリー制限により、体重減少や代謝の改善が期待できます。
完全な断食ではないため、実践しやすいというメリットがあります。



◇共通の注意点

どちらの方法も、実践する前に専門家に相談することを推奨します。

持病がある方、糖尿病治療中の方、妊娠中や授乳中の女性、成長期の子供などは特に主治医との相談が必要です。

水分補給を怠らず、健康状態に異変を感じたら直ちに断食を中止してください。

これらのファスティング方法は、体重管理や健康改善に役立つ一方で、個人の体質や健康状態によっては適していない場合もあります。

そのため、実践には慎重な判断と適切な指導が必要です。


風景画像

「5:2法」ファスティングにおける低カロリーレシピや食事内容を紹介します。
このファスティング法では、週に2日間、摂取カロリーを大幅に制限します(女性約500kcal、男性約600kcal)。
以下の例は、断食日に適した低カロリーで栄養バランスの取れた食事の例です。

朝食
フルーツとヨーグルト


低脂肪ヨーグルト

100g

約60kcal

新鮮なベリー
(ブルーベリー、ラズベリーなど)

50g

約30kcal

・トータルカロリー:約90kcal


昼食
野菜スープ


野菜
(人参、玉ねぎ、セロリ、ズッキーニなど)

200g

約80kcal

低脂肪チキンストック

500ml

約20kcal

スパイス(塩、コショウ、ハーブ)

適量

・トータルカロリー:約100kcal


夕食
サラダと鶏胸肉


ミックスサラダ
(レタス、トマト、キュウリなど)

150g

約30kcal

グリルした鶏胸肉

100g

約165kcal

オリーブオイル(ドレッシング用)

1ティースプーン

約40kcal

レモン汁、塩、コショウ(ドレッシング用)

適量

・トータルカロリー:約235kcal


合計カロリー
朝食:約90kcal
昼食:約100kcal
夕食:約235kcal
1日の合計カロリー:約425kcal

追加の食事やスナック
夕方のスナック、りんご(小):約50-80kcal

飲料
無糖の緑茶、ブラックコーヒー、または水:0kcal
1日を通して適量を摂取


注意点

このレシピは一例であり、必要に応じて食材を変更できます。

断食日には、特に水分摂取を心掛けてください。

レシピのカロリーはおおよそのものであり、使用する食材によって異なる場合がありますので、正確なカロリー計算を行うことを推奨します。

「5:2法」の断食日には、このような低カロリーで栄養バランスの良い食事を摂ることで、体への負担を最小限に抑えつつ、ファスティングの効果を最大限に引き出すことができます。

ただし、実際行う場合は担当の専門家に相談の上実践してください。



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更新日:2024-06-28